里美 第２話-4
「んん、あぁ…里美…」
美枝のお尻の下に二人分のバスタオルをしいて、左手でクリトリスを、右手で膣を弄び出した。
一本の指が二本になり、そうして美枝の膣口を徐々に徐々に開いていく。
ローションを手に取って膣の回りに馴染ませながら流し込む。
「あっあっ…里美。気持ちいい…」
三本の指が四本に。。
くちゅっくちゅっくちゅっ
四本の指が手の甲まで、ゆっくりと入るくらいまで膣口が広がり、里美の身体の中が熱く溶け出し始める。
「ゆっくりといくよ、だいじょうぶ？」
里美の言葉に、美枝は恍惚の表情でうなづくと、いっそう足を広げた。
もう一度、ローションを右手全体につけてなじませると、五本の指をすぼませて膣の入り口にあてがい、ドリルみたいにゆっくりと左右にひねりながら沈めていく。
「あっあっあっ…きついっ。。でも...気持ちいいっ。。あぁぁぁあああ」
細めた手の一番太くなっている、親指と小指の根元が入るにはもう少し。
無理させない様に、ゆっくりゆっくり手首を回転させながら、出しては入れ、入れては出しを繰り返す。
「あっぁぁぁあああああ」
今まで引っかかっていた所が、するっと中に引き込まれる様にしてコブシが入った。
里美のコブシを、美枝の膣の内壁の肉が温かく包み込んでくる。
そのままで、ゆっくりと手首の回転と前後運動を加えていく。
「あぁぁぁああああああああああああ、気持ちいいっ！里美…里美。もっと掻き混ぜて、ぐちゃぐちゃにして…」
美枝が腰を大きくグラインドさせながら、吠えるように言う。
「あぁぁぁ、イっちゃう、やだっ…またイっちゃう、イっちゃう…」
何度も何度も快感が、絶頂の波が美枝の身体を襲う。
コブシが入ったまま、里美は美枝の頭を抱き引き寄せると口づけた。
もう里美が何もしなくても、美枝の身体は勝手に寄せ波と引き波を繰り返す。
「里美…」
美枝が涙にむせんで、救いを求める様な顔で里美を見つめてくる。
「いいよ、美枝。好きなだけしてていいんだよ」
深い絶頂を繰り返している美枝を、なおいっそうきつく抱きしめながら言った。
「美枝、抜いていい？抜くよ」
10分？15分？長い時間、美枝の肉壁が里美のコブシに絡みつき、息づく様に弛緩を繰り返していたのが、潮が引いていく様に緩んでいった時に、ゆっくりとコブシを引き抜いた。
と、同時に美枝の胎内から透明の体液が流れ出てきた。
美枝はまだ、里美の腕の中でぐったりと身体を任せていた。
この時間、今のこの時間が里美と美枝にとって、至福の時間だった。
互いの体温が心も身体も心地よく互いを包み込んでくれていた。