契約A-4
口唇口腔から感じる硬さと太さに、牝の本能が反応しているらしい。
排泄水を出す箇所は、同時に最高の快感を与えてくれるモノでもある。
既に極限状態の優子とってイチモツの捉え方は後者に他ならない。
嫌悪感はあるものの、修一の機嫌を窺って絶頂へ導いてもらう想いの方が遥かに上回っているのである。
夫がして欲しそうなフェラチオという行為は男性にとってはすごく気持ちいいものなんだろうという認識のもと、それを夫ではない男、しかも生徒に性行を強請る一環としていきなりしゃぶりついたのだ。
つい先日、修一にしか施してはいけないようにされたのだが……。
兎にも角にも、今は命令ではなく自ら進んで行っているのであった。
「舐めてるところも見たいなぁ……」
初心者なりに口内で愉しませた彼女は、修一の独り言のような台詞に一度陰茎を離し、先端の溝をチロチロと舐めてみせる。
「こう……根元からペローンて出来ない?」
「ふぁッ、はあぁぁッ……出来ますッ……させてください……」
一度解禁してしまった優子に限界はなかった。
捧げ持つようにシャフトを両方の手の平で挟み、裏筋の下から上へ舌先を滑らせていく。
「もっと舌を伸ばして押し付けて腹できっちり根元から先端まで舐め上げられないのか?」
言われ、優子は何かが壊れたように実行に移した。
下から上へ、戻って下から上へ、一見すると彼の男根を愛おしく思っているかのように、何度も繰り返す。
その姿に修一は大いに満足していた。
しかし、まだ終わりではなかったのだ。
「ココでイかせて欲しいんだっけ?」
彼は右足で優子のアソコをなぶりながら口角を歪める。
「はい。んんッ……修一様、お願いします……はあぅッ、ぁッ……」
再び訪れた快感に、彼女はまた陰部を擦り付けながら乞うように修一を見上げた。
「いいだろう。ただし、イったらお前のココは俺専用にさせてもらう」
「ああぁッ! そんなぁッ、んんッ!」
優子が尻餅を付いても修一はグリグリ踏みにじり、彼女はそれに快感だけを覚えながら瞳を潤ませる。
本当は夫と愛を育むためのみの場所であるはずなのに、一人の生徒の性処理のためだけの奉仕穴とすることを条件提示されている。
だが大事な部分を踏みにじられることで広がり続けている快感が、優子にノーと言う隙を与えない。