第4話 陵辱の始まり(後編)-3
「本当です。裕一さんは、私にこんなことさせません」
「今どき中学生でもやってるのにねえ。しかし、こんな若くて綺麗な奥さんの初フェラチオを味わえるなんて、ラッキーだぁ」
あのイケメンの夫にもしたことのない口姦を新妻に強要する。
それは、少女の処女を奪うこと以上に、蛇沼の優越感と征服欲を高めた。
「ほぉら、ぐずぐずしてないで、続けるんですよぉ。舌をもっと出して」
性器を新妻の口に押し付ける蛇沼。
言われるままに、紗希は舌を触れさせる。
「そんな、ちまちまと舐めてないで、下から上になぞるように舐めるんですよぉ」
「そうそう、ほらもう1回!」
「しかし、奥さんは本当に初めてなんですねぇ。フェラチオもしないなんて、あんた達夫婦は、いったいどんなセックスをしてるんですかぁ?」
新妻の拙さを嗤いながらも、蛇沼は、興奮していた。
上手い、下手の問題ではなかった。
夫の知らないところで、夫にもしたことのない口愛撫をさせているのだという事実が、間男にこれ以上にない興奮を与えるのだった。
「ほら、さぼってないで、ちゃんと舐めなさい」
新妻が自分の言いなりになって、股間に顔を埋めている姿が堪らなく卑猥だった。
「本当に奥さんは下手くそですねぇ。こんなんじゃ、いつまで経っても満足できませんねぇ」
不快そうに眉をひそめながらも、懸命に愛撫をする新妻の姿に、蛇沼は高揚していた。
「ほらっ、奥さん。口を開けなさい」
愛撫から解放されてホッとした紗希の表情に困惑が浮かんだ。
「ほらっ!咥えるんですよ。歯を立てちゃダメですよぉ」
蛇沼は、開きかけた紗希の口の中に、肉茎を突っ込んでしまう。
新妻の貞操がまた一つ穢された瞬間だった。