投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

インスタント・ラバーズ
【痴漢/痴女 官能小説】

インスタント・ラバーズの最初へ インスタント・ラバーズ 27 インスタント・ラバーズ 29 インスタント・ラバーズの最後へ

饗宴の夜-13

 シーツの上には、筋肉質のコージの体が横たわり、その瞬間を今か今かと待ち望んでいる。
 その瞬間とは、もちろん童貞喪失の瞬間のことだ。
 わたしは、この少年の童貞を奪うべく、彼の胴に跨って自分の秘部を擦りつけている。
 その隣には、ユウキが少々残念そうな面持ちで佇んでいる。

「ごめんねぇ、ユウキ君。コージ君と先にセックスする約束しちゃってたから」
「ちぇっ、アニキも顔に似合わず手が早いんだなぁ。道理で車ン中で大人しかったはずだ」
「うるせぇよ。お前は人の車ン中で、さんざんいい思いしやがっただろうが」
「ほら、ケンカしないの。ユウキ君は、もう少し、こっち来て」
「え? 何をするんスか?」
「わたしと、キスをしましょう?」

 わたしは、近づいてきたユウキの茶髪を掴んで、彼の唇をおもむろに奪ってやった。
 最初はぎこちなく唇をつけているだけのものだったが、わたしが口を開けて彼の唇を舐めてやると、ユウキも真似をしだし、やがて舌が絡みあった。
 そして、お互いの口内に舌を挿入させていく。
 そうしながら、ユウキはわたしの胸を揉み始めた。
 女性経験が無いとは思えない甘いキスに、わたしの頭の中もとろけていく。
 
「お、おい、お前ら……! いつまでやってんだ。俺も、早く」

 わたしに跨られたまま喚くコージの勃起を手にとってやると、喚き声は止まり、たちまち大人しくなった。
 これが……わたしも、これが欲しい。
 ユウキの舌を絡ませながら、わたしは蹲踞の姿勢をとり、コージの勃起を膣口にあてがった。
 コージの体がびくりと動き、彼が緊張しているのがわかる。
 もちろん生だ。コンドームはしていない。粘膜と粘膜を思い切り擦り合いたい。
 腰を少し下ろした。コージの先端の亀頭部分がめり込んだ。
 コージは、もうわたしの中に一刻も早く入りたくて、必死の形相だ。
 コージがわたしの腰を掴んで、下から奥まで突き入れようとしている。
 淡い街灯に照らされたコージの顔は、まだ全て挿れていないのに、もう射精寸前といった面持ちに見える。
 これは、何秒も持たないかもしれないわね。
 でも、いいか。何度もすればいいんだから。
 わたしは、ユウキから唇を離して、腰を最後まで下ろした。
 ずぶり。わたしの奥まで、コージの勃起が届いている。
 ようやく待ち望んだ硬直がわたしの中を押し広げる充実感に、わたしは思わず声を上げた。


インスタント・ラバーズの最初へ インスタント・ラバーズ 27 インスタント・ラバーズ 29 インスタント・ラバーズの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前