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幼馴染のお姉さん
【コメディ 官能小説】

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幼馴染のお姉さん-17

 二回目はさすがに死んでしまいますって。本当に風邪が長引いてしまう。
「まぁ、いいや〜さすがに和樹くんには無理はさせられないからね〜」
 意外にもアッサリと引き下がる春香さん。もしかして俺のためを思ってくれたのか?
 いや、俺のためを思ってくれているのなら、一回目も控えて欲しかった。
「そういうわけだから〜和樹くんのパンツちょうだ〜い」
「そういうわけって、どういうわけですか……」
 どれもこれも、春香さんに貸す理由にはならないですよね。何で、そこまで俺の使用済
みに拘るんですか?
「どうしてもダメなの〜?」
「どうしてもです」
「ぶ〜和樹くんのケチ〜」
「ケチじゃありませんよ。普通ですよ普通」
 人の使用済みの下着を欲しがるなんて普通じゃないですよ。
「もういいも〜ん。勝手に借りるから〜」
 俺の意思なんか関係なく、勝手に下着を奪っていく春香さん。本気で俺の使用済みの下
着を穿くつもりなのか? マジで?
「んふふ〜和樹くんの匂いと温もりを感じるよ〜」
「……」
「もう〜嫌な顔しないの〜。和樹くんには私の〜その使用済みのパンツあげるから〜ね?」
 そう言って、俺の手に精子まみれの春香さんの下着を渡してくる。
 ベットリとした春香さんの下着……こんな物、貰っても全然嬉しくねぇ……
「和樹くんのパンツも貰ったし、今度こそ本当に〜私は帰るね〜」
「あ、はい。看病、ありがとうございました」
 そこまで役に立っていなかったけど、一応感謝の言葉を述べておこう。たぶん、春香さ
んなりに俺のことを心配しての行動だと思うから。
「和樹くんのパンツ〜♪ 和樹くんのパンツ〜♪」
 ……俺のことを思っての行動だよね? 決して、春香さん自身のためじゃないですよね?
「うふふふふ〜♪」
 高笑いを浮かべながら部屋から出ていく春香さん。少し心が折れそうだが、勝手に思い
込むとしよう。今日の春香さんの行動は、俺の下着欲しさの行動じゃなくて、心から俺を
心配しての行動だと…………
「あぁ、俺は春香さんに振り回されてばかりだな」
 決して、あの人に勝つことは出来ない。ただただ、春香さんの思うままに進んでいく。
 ずーと、ずっと振り回され続けるんだろうな。

 その証拠に俺の風邪はあれから、一週間も長引いてしまったのだから。
 勿論、毎回毎回、春香さんが看病と称して精液を抜きまくったからだ。
 ほんと、春香さんには適わないな……


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