幼馴染のお姉さん-15
「ええ〜今日は、和樹くんのしたいこと、何でもしてあげるわよ〜」
何でも……か。それだったら今日一日、大人しくしていて欲しいかな。うん、そうだね。
春香さんへのお願いは、何もしなくていいっていうのにしよう。
「じゃあ……」
「因みに何もしてくていいって言うのは〜ダメだからね〜♪」
うぐ……っ、先に釘を刺されてしまった。つーか、別に何もしないっていうのでいいじゃないか。
何で、そこまで頑なに何かをしようとしているんだよ。
「少しくらい和樹くんへの罪滅ぼしがしたいのよ〜」
あぁ、一応罪の意識はあったんですね。俺はてっきり罪の意識がないと思ってましたよ。
「だからね〜私なりに和樹くんに何かをしてあげたいのよ〜」
ふむ……そういうことなら、何かを頼むのも悪くはないか。では、春香さんに何をして
もらうとするかね。
「ほんと〜に、何でもいいからね〜」
「うーん、迷いますね……」
選択肢が多ければ多いほど、何をして欲しいのか迷ってしまう。
「和樹くんが決めないのなら〜私が勝手にしようか〜?」
「いや、俺がキッチリと決めますんで!」
春香さんに好き勝手させてしまったら、何をされるか分かったものじゃない。ここはちゃ
んと俺が決めなければ……
「あーうー、何にしようか……あれか、それともこっちか……」
頭をフル回転させてお願いごとを考える。
「――あ、あれ……?」
不意に頭が真っ白になってしまう。
「も〜風邪を引いているのに、考え事なんてしてたら〜余計に悪化するでしょ〜」
「……あぁ」
なるほど。こんな体調不良の状況で頭を悩ませるから、脳がオーバーヒートしてしまったのか。
「もう〜和樹くんの答えなんて待ってられないね〜私が勝手に世話を焼くんだから〜」
今の一幕が春香さんに火をつける結果となり、お願いごと関係なく世話を焼くと言い出した。
正直、春香さんに好き勝手世話を焼かれるのは恐いんだよね。今までの経験上、碌な結
果にならない。春香さん自身は色々と楽しんでいるようだが、俺が全体的に損をしてしまう。
「さてさて〜それじゃあ〜♪」
上機嫌で春香さんが俺の下半身に手をかけ――――
「ちょっ、ちょっと!? 何をしてるんですか!?」
ズボンに手をかけて、思いっきり脱がそうとしてましたよね!?
「む〜和樹くんは知らないのかな〜? 風邪を治すには精を出すのが一番なんだよ〜」
「それは絶対にありえませんって!」
風邪を引いた時は、適度な水分補給と温かさと睡眠が必要であって、精を出すなんてい
うのは間違っている。
大体、精を出したら余計に疲れてしまうし、意味がないじゃないか。
「はぁ〜和樹くんは何も分かっていないのね〜。私の言ったことは医学的にも科学的にも
きちんと証明されていることなのよ〜」
「嘘だ! 絶対に嘘だ!」
そんな話聞いたことないよ!
「バレたか〜」
「バレバレですって」
「ま〜バレるとか関係ないんだけどね〜♪」
そのまま俺のズボンを脱がし、チンコを露にさせる。
「な、何をするつもりですか……?」
「何って〜ナニよ〜」
優しく撫でるようにチンコに触れる春香さん。風邪で元気がないせいか、俺のチンコは
いつも以上に萎びていた。
「まずは〜優しく撫でて大きくしてあげるからね〜」
割れ物を扱うかのような優しさで撫で続ける春香さん。うぅ……どうしてこんなことに
なってしまったのだろうか?
最初は奇抜な格好ではあったが、看病だけは普通だったのに。どうしていつものノリに
なってしまったんだ!?
風邪を引いてダウンしている時くらいは静かに過ごしたかったのに――
「う〜ん……なかなか大きくならないねぇ〜」
「当たり前でしょ。俺は風邪を引いてるんですよ。そんな元気ありませんって」
きっと元気な状態なら触られた瞬間に勃起してしまうだろうが、風邪とは恐ろしいもの
で、本当にエッチな気分にならない。
「う〜何気に女としてのプライドが傷ついたよ〜。こうなったら、意地でも大きくさせる
んだからね〜っ!」
妙にやる気になった春香さんは自身のスカートに手をかけて、下着を脱ぎ始めた。
「私の〜脱ぎたてのパンツで〜」
脱ぎたてホカホカの下着。それを徐に俺のチンコに被せて――
「パンツと手でシコシコしてあげたら〜きっとすぐに大きくなるよね〜?」
肌に感じるはスベスベな下着の感触。そして僅かに湿った春香さんの温もり。それを当
てながらチンコを扱いてくる。
「そんなことしても勃起なんてしませんて」
ほんとに、勃起させるほどの体力もないのだから……
「むふふ〜果たして、それはどうかにゃ〜?」
酷くイヤらしい笑みを浮かべている。何か絶対的な自信でもあるのだろうか?
「お姉さんの実力を甘くみてはいけないのだ〜」
甘くはみてないけど、今回ばかりはさすがに……
「ほらほら〜どんどん大きくなってきているよぉ〜」
「――ば、バカなっ!?」