変わらない想い-4
二人はケンジの部屋に入った。「ああ・・・・。」ケンジは大きなため息をついた。「甦る。甦るよ、マユ。」
「クローゼット、もう空っぽ。」マユミが部屋の中をうろうろしながら指さして言った。「ここにケン兄の机、そしてここに、」マユミは黄ばんだ壁の前で立ち止まった。「ベッド。あたしたちが初めて結ばれたベッド・・・・。懐かしいね・・・・。」
振り向いたマユミの目には、涙が滲んでいた。
「マユ・・・。」ケンジはマユミの身体を抱いた。そしてまた唇同士を重ねた。「んん・・。」マユミはケンジの背中に腕を回し、力を込めた。二人は大きく開いた口を激しく交差させ、何度も重ね直しながら、お互いの舌や唇を激しく吸い始めた。「んんんっ!」
二人の身体はカーペットのないむき出しのフローリングの床に倒れ込んだ。そしてそれでもまだ二人の熱いキスは続いていた。
ケンジはマユミの、マユミはケンジの着ていた服に手を掛け、焦ったように脱がせ合った。そして二人はあっという間に全裸になり、身体を重ね、腕を背中に回し合い、脚を絡ませ合った。
「ああ、ケン兄、ケン兄!」
「マユ、マユっ!」
またケンジはマユミの唇を塞いだ。マユミはケンジの大きくなったペニスを手で掴み、自分の谷間に誘い込んだ。ケンジは腰を捻らせ、マユミの秘部に自分のものを埋め込み始めた。「んっ!」
下になったマユミは脚を開き、ケンジを奥深くまで迎え入れた。「あああっ!ケン兄、ケン兄っ!」
「マユ、マユっ!」ケンジは腕を床に突っ張ったまま仰け反った。「ああ、マユっ!」
マユミは下になったまま腰を激しく動かし始めた。ケンジもそれに応えた。
だだっ広くなってしまった床を二人は一つになったまま激しく転げ回った。二人の脚は交差し、ケンジのペニスはマユミの谷間にしっかりと埋め込まれ、きつく締め付けられていた。
「ああ、マユ!」
「ケン兄!」
「ううううううっ!」ケンジが呻き始めた。
「あああああっ!」マユミも喘ぎ始めた。
汗だくになった二人の身体が部屋の真ん中で止まった。下になったマユミの身体をケンジは抱き上げ、繋がったまま向かい合い、強く強く抱きしめながら口でマユミの唇を覆った。「ぐううっ!」そしてそのままひときわ大きく呻くとケンジの身体が大きく跳ねた。
ケンジは口を離した。
「うあああああああーっ!マユーーっ!」「ケ、ケン兄、ケン兄ーっ!」