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Twin's Story 11 "Sweet Chocolate Time"(final episode)
【近親相姦 官能小説】

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それぞれの癒し-3

 健太郎と春菜の部屋。
 ベッドのサイドテーブルに山のように積み上げられたアソート・チョコレート。その一つを手に取り、健太郎は春菜に手渡した。
 「『シンチョコ』のアソートがこんなところで食べられるなんて・・・。」春菜はそれを受け取って笑顔で言った。
 「このホテルに卸させてもらってるんだ。グランパの時代からね。」
 「すごいね、シンチョコって。」
 「グランパやグランマ、そして父さんや母さんが誠実にがんばってるお陰だよ。俺はその流れに乗っかってるに過ぎない。」
 「そんなことないよ。あなただって一生懸命修行して、勉強して、しっかりした気持ちで跡を継ごうって思ってるんでしょ?それってすごく尊いことだと思う。」
 「ありがとう、ルナ。」
 「私ね、」
 「ん?」
 「ケンの匂い、大好き。」
 「なんだよ、いきなり。」
 「ケンの匂いってね、チョコレートとあなた自身の匂いが混ざったとってもいい匂いがするんだ。」
 「そうなのか?」
 「私があなたの家で初めてあなたの絵を描いた時、側に立ったあなたからその匂いがした。」
 「へえ。」
 「それも私がケンを好きになった理由の一つ。私にとってのフェロモン。」
 「なんだよ、それ。」健太郎は笑った。
 「水着、着てるんだ、今。」春菜が小さな声で言った。
 「え?今日の昼間買ったっていう水着?」
 「うん。ケンも穿いてくれる?」
 「いいよ。どんなの買ってくれたの?」
 春菜は枕元から小さな包みを手に取り健太郎に渡した。そして恥ずかしげに言った。「これ穿いて、私を抱いて。」
 健太郎はにっこり笑ってシャワールームへ入っていった。


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