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Twin's Story 11 "Sweet Chocolate Time"(final episode)
【近親相姦 官能小説】

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披露宴-3

 司会の修平と夏輝は、大きなデキャンタを持ち、テーブルを回ってコーヒーのサービスをしていた。
 「私たちも働いております。」修平が手に持ったワイヤレス・マイクに向かって言った。
 「修平、黙って働くのっ!」別のテーブルにいた夏輝もマイクで言った。
 「修平君、今日は本当にありがとうね。」ケンジの母親が、コーヒーを入れたカップを持った修平に声を掛けた。「真雪も健太郎も、それに龍も春菜さんも、すばらしいお友達を持って幸せだわ・・・。」
 カップを彼女の目の前に置いて修平は言った。「いや、俺の方こそ、彼らにとってもよくしてもらってます。俺が夏輝と結婚できたのも、彼らのおかげ。ほんとにいい友だちですよ。
 「ケンジとマユミ、二人がこんな素晴らしい時間を私たちにくれたんだ、って思うと、なんだか胸が熱くなってくる。」
 「お二人にも俺たち、いっぱいお世話になっちゃって。」
 「そうなの?」
 「はい。」
 「あの二人、双子なのに、いがみ合ったかと思ったら、急にべたべた仲良くなっちゃったり、よくわからない兄妹だったのよ。」
 「そ、そうなんですか・・・。」
 「それが、立派にあの子たちの父親や母親になってるんだから・・・・。」彼女は目を細めてステージ上の孫たちを温かく見つめた。
 夏輝はシンプソン家のテーブルにいた。
 「ほんま、わたしたち、幸せモンやな。」シヅ子が夏輝に笑顔を投げかけた。
 「おめでとうございます。シヅ子おばあさま。」
 「春菜さんみたいな、かわいくて素敵なお嫁はんもろうて、健太郎は果報モンやで、ほんまに。」
 「いい子ですよ、春菜。あたしも自信を持ってお勧めします。」
 「わかってるがな。ほんま、よう気がつくええ子や。それに龍くんも立派になって。」
 「彼の小さい頃から知ってらっしゃるんでしょ?おばあさま。」
 「ああ、もちろん知っとるで。ちっちゃい頃から元気で明るくて、優しい子やったわ。お父さんによう似て。」
 「ケンジさんに?」
 「そや。ケンジも高校の時から知っとるけどな、うちのマユミさんとそれはそれは仲のええ、素敵な少年やったわ。」
 「仲良しだったんですね、ケンジさんとマユミさん。」
 「そらもう、兄妹言うより、まるで恋人同士みたいやったわ。」
 「龍くんと真雪、お似合いですね。」
 「ほんまやな。そやけど、今までも家族同然につきおうてきたよってに、結婚っちゅうてもあんまり実感がわけへん。」シヅ子と隣のアルバートは一緒に笑った。
 「夏輝サンも食べてくだサーイ、ワタシのケーキ。」
 「もちろんです。頂きます。」


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