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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第10話-44

「や、やぁっ、み、見えちゃう……!」
 桜子の急所が、大和の眼前に丸見えになる体勢だ。そしてこれまで、一度も経験したことのない体勢でもあった。
「見えてる、よ……桜子の、“おま×こ”が……丸見えになってるよ……」
「や、やだっ、そ、そんなはっきり、いわないでよぉっ……!」
 桜子の身体が、揺れる。それがまるで、誘っているような動きにもなっていたから、大和は逡巡もなく、桜子の秘花に顔を近づけ、

 べろっ…

「んうっ……!」
 と、舌でひと舐めした。シャワーを浴びてはいたが、大分簡略化したそれは、桜子の秘所に甘酸っぱい酸味を残していて、非常に濃い舌触りで大和を恍惚とさせた。
「や、やだっ……な、ナメナメ、しないでっ……」
 言葉とは裏腹に、桜子には抵抗の気配がない。
「………」

 べろべろべろべろっ!

「んひゃあぅっ!」
 それをいいことに、大和は、桜子の秘花を舌で蹂躙する。たまらず体をうねらせる桜子だが、大和にがっちりと膝裏を押さえられて、身動きが取れない。
「ナメナメしちゃ……いやぁ……」
 そこは、きたない、から。そう言いたげな桜子を遮るように、大和はさらに舌を使って、桜子の秘花をむさぼり続けた。
「綺麗だよ……きたなく、なんか、ないよ……」
 桜子は、陰毛が薄い。秘花そのものは、その独特のグロテスクさを有しているが、まるで綺麗に手入れをされた芝生のような陰毛が、そのたたずまいを清楚なものにしていた。
「きれい、だよ……桜子の、“お×んこ”は……」
「い、やぁ……言わないでぇ……」
 何度も恥ずかしい言葉を連呼され、桜子は精液塗れの顔を両手で覆う。
 “頭かくして股かくさず”という、二番煎じとなるがそんな言葉でもう一度言い表したくなる、そんな桜子の滑稽な仕草であった。

 くん、くん……

「匂いも、最高だ……」
「や、やだっ……そんなとこ、クンクンしちゃ、だめぇっ……!」
 濃密な蜜を垂らしている自覚がある。多分、きつい匂いを発しているはずだ。
 その匂いを、大和に鼻を鳴らして嗅がれていると想像するだけで、桜子は恥じらいが一気に体中を走り、全身をその名のとおりの桜色に染めた。
「い、いやぁ……いやだよぉ……きたないよぉ……」
「だいじょうぶ。桜子のからだに、きたないところなんか、ひとつもない……」
「や、大和ぉ……」
「大好きだよ……」

 べろっ…

「んふぅっ!」
 舐められる感触に、桜子の身体が震えた。いわゆる“クンニリングス”という行為も、ここまで本格的なものは、二人の間では初めてではなかろうか。そう考えると、二人がこれまで重ねてきた性行為は、回数は多くとも、それでもピュアな一面を覗かせるところがあったのかもしれない。…スパンキングは別にして、だが。


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