第10話 偽りの母-4
「あっ・・・そうよ・・・お母さんのもっと奥よ・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
私がヒントで思い付いたのは、パンティーストッキングの感触で彼を高揚させて勃起を誘う事だった。
パンストプレイにおいて、彼の勃起が持続する事は証明されていたからだ。
最初に、パンティーストッキングを履いた、私の脚を夢中で触る彼を考えれば、当然のような結果だった。
後は彼の気持ち次第・・・私の中で脈打つ物を感じながら、彼の物は少しずつ蠢いていた。
「やっ・・やっ・・・隆広のどんどん大きくなってる・・・お母さんの中でどんどん大きくなってるわ・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
膨張する彼の物が、悲鳴を上げるくらいに私の中で大きくなると、圧迫感による刺激が私を襲った。
「はあ・・・はあ・・・凄い・・・隆広の大きいわ・・・こんなので激しくされたらお母さんどうにかなっちゃいそう・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
彼の物が私の中でひしめく中で、その微かな隙に入るように、私は潤い出した。
やがて、潤いのオイルは滑り出し、彼の物は見る見るうちに私の奥へと入っていた。
「そうよ・・・もっと奥まで入ってきて・・・お母さんの中に全部入れるのよ・・・あっ・・・あっ・・・・・・」
彼はさらに奥へ入ろうと、両手を付いて腰を突きだした。
「あっ・・・あっ・・・まだ入ってくる・・・隆広のがまだ入ってくる・・・お母さんを壊さないで・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
彼の滑り出す物は、先端の凹凸と共に、私の中で刺激を与えていた。
私は思わず、背中を反りながら、髪を乱して悶絶した。
やがて、彼の茂みの感触と根元の圧迫感が同時に伝わると、私は全てが収まった事を実感した。
私の中に隙間なく収まった彼の物は、彼の気持ちを代弁するかのように激しく脈を打っていた。
「はあ・・・はあ・・・隆広・・・良く頑張ったわ・・・お母さん嬉しい・・・はあ・・・はあ・・・後は好きにして良いのよ・・・隆広がいつもしてる事を・・・今度はお母さんの中でするのよ・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
私は、言葉で促し目を瞑って待ったが、彼の最初の摩擦は一向に訪れようとはしなかった。
しばらくして、水滴が落ちた様な感触が、私の頬に伝って来た。
何かと思い目を開けて見ると、両腕を付いて私の顔の真上で泣いている、彼の表情が見えた。
次の瞬間、彼は思い掛けない言葉を発した。
「うっ・・うっ・・・オバさん・・・オバさん・・・オバさ〜ん!」
彼から出てきた言葉は、意外な物だった。
おそらく、仮想セックスの中で想い描いてる人物なのだが、私の頭の中に浮かんでいた物とは食い違いを見せた。
『オバさん』と言う言葉が出たが、年増の女を揶揄するようなニュアンスでは無く、明らかに親しみが込められていた。
ならば、親しい年増の女性か、血縁上でのオバなのか二つに絞られた。
私に、近親者の母親を演じさせようとするならば、彼の想う人物とは、やはり血縁上のオバが自然ではないだろうか。
彼は、そのオバによって、パンストプレイまで辿り着いた経緯にもなる。
もしくは、幼き彼と行為まで及んだのか。
事態は、新たな展開を見せようとしていたが、ただ私が思う人物が入れ代わったに過ぎなかった。
それでも、彼の過去を紐解く上で、私が彼と結ばれた事だけは、大きな進展だった。
後は、彼の摩擦を待つだけ・・・二人の関係が新たに動き出すように、彼の物がゆっくりと動き出した。
「はあ・・・はあ・・・オバさん・・・僕達やっと結ばれたんだよ?・・・僕のがオバさんの中で動いてるんだよ?・・・はあ・・・はあ・・・今度こそは、・・・今度こそはオバさんの中で、僕の物を感じて下さい・・・はあ・・・はあ・・・オバさん!・・・オバさん!」
・・・・・・オバさ〜ん!!・・・・・・
―つづくー