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姉弟ゲンカ
【姉弟相姦 官能小説】

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姉弟ゲンカ-1

俺には、5つ年上の姉がいる。

「 なあ、そろそろ起きろって。話があるんだ」
「……休みの日なのに、何?寝かせてよぉ……」

気ままな大学生とは違い、日々勤労に勤しむ身である姉は、休日の価値が俺とは桁違いのはずである。
頭では理解しているものの、今ははっきり言ってどうでもいい事だ。
弟の必死の願いも聞き入れようとせず、甘ったるい匂いのするベッドで毛布に包まる姉。

「いい加減にしないと怒るぞ。ほら、早く目を覚ませ」
「……どうせお金でしょ?いい加減にするのはそっちの方よ、雅(みやび)」
「分かってんなら早く出してくれよ、まりな」
「お姉ちゃんって呼べ。そしたら考えてやらなくもない」

昔からずっと名前で呼んできたんだ。今更お姉ちゃんだなんて、言えるもんか。
まりなの艶を帯びた茶色い髪が、シーツにだらしなく横たわっている。

「いいからさっさと出すもの出せ、さもないと揉むぞ」
「……好きにすれば」

ならば遠慮なく揉みしだかせてもらおう。その無駄に実った2つの果実を。
パジャマの上から鷲掴みにした瞬間、俺を待っていたのは僅かな天国と長めの地獄だった。
左右の頬を容赦なく打ち抜くまりなの手の平。非力なくせして、こういう時は男であるはずの俺が涙腺が緩む程の強烈な力を出すのである。

「痛ってぇな、触っていいっつったからやったんだろ」
「ホントにやらかすおばかさんがいるかっ!!」

ちなみに俺は二十歳、さっき言った様にまりなは5つ年上だからもうそこそこ大人の女である。
だから、弟に乳房を触られたくらいで怒るのは大人気ないよな。童顔で実年齢よりも幼く見られるのが当たり前で、同僚からは制服を着れば普通に女子高生で通じるとか言われてるらしい。
おまけに身長も同世代の女性の中でも小柄な方で、妹に間違われるから俺と並ぶのを嫌がる。
若く見られるのは嬉しいと思うんだが、オンナゴコロは複雑でよく分からない。

「大体、私はあんたの財布じゃないの!お金が欲しかったらもっと真面目にバイトしなさい!」
「してるよ。お前、誰のおかげであったかい晩飯が食えると思ってんだ」
「それは感謝してます。お姉ちゃんは料理が下手だから、当て付けにわざわざファミレスで働いてるっていうのもねぇ」
「だってすっげぇ下手じゃん。なんで味噌汁に砂糖と酢を入れようとすんの?」
「口当たりがいいから!」

あと、ついでにやや味音痴である。やたらとマヨネーズをかけようとするし、調味料の使い方がおかしいのだ。

「小遣いくれねぇともう晩飯作んないぞ」
「うっ……わ、分かったよ。でもお姉ちゃんだってそんな出せないからね」
「分かればよろしい」
「あうっ!だっ、だから、胸を触るなっ!」

我ながら情けない弟だと思う。
大学に入ったのを機に念願の独り暮らしをしたまでは良かったが、主に金銭面で挫折。
家賃を貯めてしまい遂に追い出されたところを、姉に泣き付いたのであった。見た目は完璧に子供だったが、俺を受け入れてくれたところはさすが大人だと認めざるを得ない。
今の2人暮らしに慣れてしまったから、最早自分だけのねぐらを探そうとは思わなかった。
大変だし、何でも1人でやらなきゃいけないし、何より……


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