続・天狗屋物語(前編)-9
ううっ…うっ…
おばさんの舌の感触に、ヨシエは玉枷から嗚咽を洩らし始め、縄が絡んだからだをもがくよう
に烈しくのけ反らせた。
ハルミおばさんの舌が、ヨシエの淡い陰毛を巻きあげながら、秘所の細い切れ目へ向かい始め
ると、ヨシエはその舌の淫猥な感触に、悩ましく内腿を引きつらせる。
可憐な繊毛を無惨に毛穴から刈り取るようなおばさんの舌のねっとりとした淫靡な蠢きは、
やがて割れ目を舌全体で擦りあげながら、肉の薄い重ね目をゆっくりと開かせていく。
溶けた貝肉のなかで、すでにふくらみ始めたヨシエの肉豆が恥ずかしげに覗いている。おばさ
んの蛇のような舌の動きは、やがてヨシエの陰核を薄い肉からえぐり出し、巧みな舌さばきに
よって淫猥に弄ぼうとしていた。
うまいものだぜ…ハルミおばさんは、男のチンチンだけでなく、女の急所への舌の使い方も
たいしたものだ。オレは思わず生唾をごくりと飲み込む。
ヨシエの閉じ合わされたあそこの瑞々しい薄肉が、巧みにおばさんの舌で揉みほぐされ、溶け
るように潤みながらも舌の侵入を拒むのかと思えば、ヨシエの淫裂は、ぬめりを含みながらも
その舌を奥深く誘い入れようと卑猥な動きへと変化する。
ヨシエは、ひとりでに反応していく自分の性感を押さえきれないように玉枷を強く噛みしめ、
縛られたからだを烈しくのけ反らせている。
…うっ…ううっ…
狂おしく悶えるヨシエの艶めかしい嗚咽に煽られるように、おばさんは、ヨシエの柔らかい
秘裂へ唇を押しあてながらも、ときには陰核を捏ねるように舌先でつつき、割れ目に籠もる
噎せ返るような濃厚な汁の匂いを嗅ごうとしていた。
ヨシエは、おばさんの舌先で襞の重ね目をさらに奥深くこじ開けられると、臀部をぶるぶると
震えさせ、その震えに誘われるようにさらにハルミおばさんの舌の動きが烈しくなる。
…うっ…うっ…
生あたたかいおばさんの舌が、ヨシエの媚肉にめり込むように挿入されると、ヨシエは首筋を
よじらせ、生々しい嗚咽を洩らす。
肉縁がぶるぶる震えながらも、弛んだ薄襞は、おばさんのねっとりとした舌に絡んでいる。
おばさんの舌先は、ヨシエの秘肉を小刻みに突きながらも、まぶされた唾液が、とろりとした
ヨシエの分泌液を誘い出し、薄紅色の粘膜を捏ね上げようとしていた。
ヨシエは恥ずかしさと悔しさを噛みしめながらも、縄に縛られた肌を烈しく波うたせ、オレが
これまで見たこともないような恍惚感をからだ全体に湧き上がらせていた。
オレは、ポカンと口を開けたまま、ハルミおばさんのあざやかな秘戯に見とれていたら、いつ
のまにかオレのあそこがしっかりと勃起し、パンツの中が微かに滲み始めていた。
いつのまにか黄昏の夕闇に包まれた店の外は、ひっそりしている。
天狗屋は繁華街の路地裏にあり、昼間も人通りは少ないが、この店を目当てに来る常連には
都合がいい場所のようだ。
今日は、常連客と数人の外人客が来たが、SM用品だけでなく、ふつうのアダルトグッズも
かなり売れた。久々のいい売り上げだ。
それにしても、あの寿司屋では、堀田のつまらない話につき合わされて、つい飲み過ぎてしま
ったぜ…まったく…。一度は帰ろうと立ち上がったものの、ついつい堀田の話を無理矢理聞か
されてしまったのだ。
堀田はコップ酒を一気に飲み干すと、ポツポツと話を始めた。