露出する女-8
(明日の朝も、また丸まったパンツが置いてあるのかな)
シャワーを浴びていると、昨日と同じに脱衣所に弘樹の気配がしたのを感じて、幸子はふっと笑った。
シャワーを浴び終わると、昨日と同じ様にバスタオル1枚で居間へ入っていった。
ただ昨日と違うのは、そのまま弘樹の隣に座ってクリームを塗り始めた事だった。
「ねぇ、ひろくんのゲーム見ててもいい?」
「うん、いいよ」
弘樹は振り向かないで、そう言った。
「あぁ、今度はこんな場面になるんだぁ」
幸子はクリームを擦り込みながら弘樹の手元を覗き込んでは、そんな事を言っていた。
「ねぇ、ひろくん。背中に塗ってくれない?」
昨日と同じで手から腕、そして足と終わって、幸子は弘樹にそう言った。
「えっ!。。。。。そっ...それを?」
思いがけない言葉に、弘樹があわてて返事する。
「うん、いやじゃなかったらやって。背中は自分の手が届かない所もあるからさぁ」
「うん……いいけどさぁ。。。俺そんな事した事無いから…うまくできるかなぁ」
弘樹が口とは裏腹にやる気満々と恥ずかしさ半分で言った。
「大丈夫だよ。ハンドクリーム手に塗るのと同じだからさ」
そう言うと、幸子はクリームのビンを弘樹に渡して背中を向けた。
「じゃぁ、お願い」
幸子はそう言って背中を向けると、バスタオルを外して前だけ隠し、背中から尻のワレメまで見せつけた。
幸子の背中の真ん中にあるほくろが…尻のワレメのすぐ右上にあるほくろが、いま弘樹に見られている。
そう考えるだけで、幸子の女陰から愛液が滲み出てくる気がした。
たっぷりとクリームのついた弘樹の指が肩に触れる。
その指が縦にすーっと下りてくる。
「指と手のひらで円を描く様に背中全体に塗って」
幸子が教えると、ぎこちない手つきで塗り広げて行く。
「すっごい気持ちいい。とっても上手だよ」
幸子がそう言うと、弘樹の指がうれしそうに背中を這い回った。
「また明日もやってもらおうかな」
塗ってもらいながら、幸子がそう言った。
「うん!いいよ」
弘樹は弾んだ声で答えた。
「ありがとっ」
幸子はそう言って前が見られない様に、器用にバスタオルを巻きなおした。
「着替えたら買い物行ってくるからね、なんか欲しいのあったら考えといて」
幸子はそう言うと二階へ上がって行った。