(余章)山田君の復讐-3
凄い迫力だ。まさに突進してくる。
「うわうわうわうわ…!」
完全に関わりたくない。豚か猪にしか見えなかった。しかしその家畜ぶりが何だか腹立たしくなってきた武史。香織が接近すると身構えた。
「この豚がっ!!」
武史の黄金の右ストレートが香織の頬に大ヒットする。
「んごっ…」
口から涎が飛ぶ。そして巨体が崩れ落ちる。
「調子に乗ってんじゃねぇぞこの豚!?こらっ!ぶっ殺すぞ!?」
何度も蹴る。
「あう…!あう…!」
「カツ丼にして食ってやろうかこの野郎!!」
「んぐっ…!」
気が狂ったかのように暴行する武史。香織が呻いている姿にハッとする。
「あ…、やりすぎた…。」
殆ど半殺し状態だった。武史からすれば豚狩りをしている感覚であった。狩る為に打ちのめしてしまった。すると山田がゆっくりと体を起こす。
「大丈夫か、山田?」
「は、はい…」
しかしかなりのダメージだった。
「今日は止めて治療したほうがいいんじゃないのか?」
「い、いえ…。こ、こんなチャンスは二度とない…。やっと恨みがはらせるんだ…。今レイプしてやります…。」
全身に痛みを感じながら下半身を脱ぐ。
(えっ?た、勃ってる!?あの状態で…!?こ、こいつマゾか!?)
痛々しい体に反してペニスはギンギンの山田。香織の下半身を剥ぎ取り股を開かせペニスを押し込む。
「んぎゃあ!!」
濡れてない香織に激痛が走る。
「ヘヘヘ!レイプしてやったぜ!」
「いだぁぁいっ!!」
絶叫する香織。
(獣姦見てるみたいだ…。山田が豚とヤッてる…。いや、こういうAVあったな…。おっかさんシリーズだ…。)
見てるだけで気分が悪くなってきた。
「ハァハァ…この肉がたまんないぜ…!ヘヘヘ!」
香織の腹の肉を揉みながら半笑いしている。
(や、ヤベェ…、こいつヤベェよ!)
異様な光景にどん引きする。
「お前の幸せも今日で終わりだ…。おまえの全てをメチャクチャにしてやる!ハァハァ…!うらっ!」
「んぎゃあっ!!」
(だ、ダメだ…見てらんない…)
武史は部屋を出て廊下で待機する。
(悪夢だ…。吐きそうだ。もう帰りたい…。)
武史はおぞましすぎる獣姦にひたすら耳を塞いでいた。