第2話 新妻の性癖-5
(これ、スゴイ……気持ちいい……)
新妻の遊戯は止まらない。
紗希は、バイブのスイッチを入れた。
振動を始めたバイブが膣全体に刺激を伝える。
新妻の肉体を快感が絶え間なく駆け巡った。
規則正しく振動するモーターが新妻を攻め続ける。
バイブを持つ手が出し入れを繰り返している。
エラが子宮口を抉り、紗希の口から甘く擦れた声が漏れ出た。
(やだ……私、犯されてる……)
紗希の頭の中では、ある妄想が渦巻いていた。
(いや……やめて……許して……)
そこには、裕一とは別の男がいた。
下種で卑しい、裕一とは正反対のタイプの中年男。
その男が紗希に圧し掛かり、紗希を犯しているのだ。
ニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべながら紗希を見下ろし、荒々しく腰を打ちつけてくる。
紗希の指がバイブのスイッチを押す。
膣内で振動していたバイブの先端に新たな動きが加わった。
くねる亀頭が新妻の子宮口を満遍なく擦っていく。
その動きが紗希の性感を煽り立てた。
女性器に快感を与えるためだけに作られた淫具は、新妻を深い快楽に導こうとしていた。
(イヤッ……そんなに激しくしないで……)
脳内の男の動きが激しくなる。