痴漢電車終着駅-4
颯太は美紅がずっと好きだった。
二人が同じ高校に入学した当初から。
明るくて、可愛くて、優しい美紅。
そんな美紅が、電車の中で男たちに囲まれ弄りまわされ、恍惚の表情を浮かべているのを見た時…。
軽蔑するより、激しい嫉妬の炎が颯太を包んだ。
いつも自分が妄想の中でしていることをあいつらがしている。
しかも美紅はそれを喜んで受け入れている。
まるで何かに憑かれたように颯太は行為を見続けていた。
下半身を、痛いほど勃起させながら…。
颯太は美紅の必死の叫びも無視して、そのままずっぽりと根元までぺ○スを埋める。
「入ったよ」
「いやぁ、抜いてっ」
「無理、…っ、は…。中、すげー熱い」
ズチュ、ズチュっと湿った音が薄暗い体育倉庫に響く。
「ぁ、はっ、やっ、いやっ…」
颯太は舌で美紅の口内も犯しながら深く、浅く、挿入を繰り返す。
「いや、とか言って、感じてんじゃん。男なら誰でもいいんだろ?」
ひどい台詞を投げつけて段々腰の動きを速めていく。
俊哉たちに比べてテクニックはないが、好きな男に貫かれていることが、美紅の身体に凄まじい快感を呼び起こす。
「も、…イッちゃう…!」
「…っ、俺も」
美紅の中がぎゅうぎゅうと収縮する。
美紅が達すると颯太はぺ○スを引き抜いて、美紅の顔に精液を吐き出した。
美しく整った顔が白くドロリとした液体で汚されていく。
「綺麗だよ、美紅」
グラウンドには最終下校時間を告げるチャイムが鳴り響いていた。