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狐もふもふ
【ラブコメ 官能小説】

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出会い〜そして〜-7

 お風呂場で二人とも裸というドキドキするようなシチュエーションで、コンさんに余計
な悪戯をされてしまっては、僕の精神がもたない。
 出来るだけコンさんが裸であるということを思考から排除したいのに、何か余計なこと
をされてしまうと、ついコンさんの方を振り向いてしまい裸を直視してしまう。
 そしてコンさんの裸を見てしまうと、僕の思考は沸騰しそうになって――
「……どうじゃ? 直接、手で身体を洗われるのも悪くはないじゃろ?」
「は、はい……」
 身体を洗うタオルとはまた違ったモノがある。他人に洗ってもらっているという補正も
かかっているからなのかもしれないが、ふにふにと柔らかいコンさんの手の平の感触がと
ても気持ちよく感じてしまう。
「そうじゃろ、そうじゃろ。お前さんが気持ちよくなってくれて私も嬉しいの」
 意外にも僕の反応がよかったのか、コンさんが上機嫌になって僕の身体を洗い始める。
「ふ〜ん♪ ふふ〜♪ ん〜♪」
 あ、鼻歌だ。料理を作っている時もそうだったけど、コンさんは機嫌がよくなると鼻歌を歌う。
 すごい分かりやすい気分の表し方だ。今、この機嫌のいい瞬間を狙えばある程度のお願
いは聞き入れてもらえそうな気がする。
「こ、コンさん……?」
「ん? どうしたのじゃ? 何処か痛いところでもあったかの」
「あ、いえ……そういうのはないんですけど、一つ聞いて欲しいことがありまして」
「なんじゃ、改まって」
「僕の身体を洗うのは後ろだけにして欲しいかな……なんて」
 ここでコンさんに断られたら完全に諦めよう。でも、もしここでコンさんが僕のお願い
を聞いてくれたら……
「断る」
 やはりダメだったか。機嫌のいい時ならどうにかなると思ったんだけどね。
「後ろだけを洗うだなんて中途半端なことが出来るわけがないじゃろ。洗うのなら前もシ
ッカリと洗う。それが私の方針じゃ」
「は、はぁ……」
「それにお主の得物はなかなかのサイズじゃ。恥ずかしがることは一切ないぞ」
 大きいとか小さいとかではなくて、コンさんに自分のチンコを見られるというのが嫌なんだけど。
「まったく、逸物は大きいくせに変に小さいことで悩むのじゃなお主は」
 それは余計なお世話……てか、僕の考えはそこまでズレた考えじゃないよね? 普通の
健全な青年なら誰だって僕と同じ考えだと思うのだけど。
「コンさんはもう少し健全な青年のことを考えた方が……」
「ふむ。青年の考えか……」
 僕の言葉に身体を洗う手を止め、考える仕草をするコンさん。もしかしたら考えを改め
てくれて前を洗うというのを回避出来たり――
「つまりは、こういうことかの?」
「え、うわっ!?」
 コンさんは石鹸の泡を自身の豊満な胸につけ、それを僕の背中に擦り付けてきた。
 さすがにこれは予想外だ。前を洗うのを回避出来るとかそんな考え以前の問題だ。こん
な風に豊満で柔らかな胸を背中に押し当てられるのは……
「コンさんっ!? あ、あなたは何をして――」
「私なりに青年の思考を考えた結果。手よりも胸で身体を洗う方がいいという結論に至ったのじゃ」
「どうしてそんな結論に。しかも胸を使ったら、初めに言っていたタオルよりも手で洗っ
た方がいいって言ったのも意味がなくなるような……」
 手で洗うのは肌にいいかもしれないけど、さすがに胸で洗うのは肌にはよくないでしょ。
「なにを言う。胸で洗っても肌にいいに決まっておるじゃろ。それに、健全な青年という
のは頭の中が常にスケベなことでいっぱいなのじゃろ? 私はそういう風に聞いておるのじゃが」
 その知識は一体、どこから得た知識なのだろうか? 確かに健全な青年の思考は少しは
スケベかもしれないけど、全ての青年がそうではないし、僕だってそこまでスケベでは――
「ん、ほら……手で洗われるのも悪くはないが、こうして……はっ、ぁ……大きな胸で背
中を洗われるのも悪くはないじゃろ?」
「うぐ……っ」
 悔しいけど否定は出来ない。手の平よりも当たる面積が大きくて、柔らかさも段違いだ。
 そしてなによりコンさんが胸で僕の背中を擦るたびに――
「んはっ、あ……っ、んん、ぁ……はん」
 ――と、甘い吐息を漏らすものだから余計に悪い気はしない。それどころか、コンさん
のこんな艶っぽい声を聞いてしまったら――
「ぁ、あっ……なんじゃ、お前さんの逸物が先ほどよりも大きくなってきておるぞ」
「これはその――」
「よいよい。隠さずともよい。お主のことじゃ私に興奮してしまったのじゃろ? ただで
さえ私の裸に興奮しておったのに、胸を使われてしまって更に興奮してしまったんじゃろ?
 ふふ、私も罪作りな女よの」
 分かっているのなら止めて欲しかった。まぁ、どうせ確信犯なんだろうけど、お風呂場
でチンコをギンギンに勃起させられるとは夢にも思わなかったよ。
「しかし、そこまで大きくなってしまってはお主も辛かろう」
「だ、大丈夫ですよ?」


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