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狐もふもふ
【ラブコメ 官能小説】

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出会い〜そして〜-6

「そ、そんなぁ……」
 コンさんが身体を隠してくれないのなら僕は――
「私に文句を言う前にお主も早く服を脱いだらどうなのじゃ?」
「あ、ちょ、コンさ――――」
 僕の静止も空しく、コンさんに服を剥ぎ取られてしまう。
「まったく……何を恥ずかしがって――おや?」
 我慢できずに反応してしまってたー! しかもそれをコンさんに見られてしまった。
「そうか。そういうことだったのじゃな。それで服を脱ぐことを拒んでおったのか」
 コンさんの裸に興奮してしまって勃起していたチンコを見られてしまった。
「ふむ。なかなかに大きいサイズじゃの」
「うぅ……っ」
 し、死にたい。こんな姿を見られてしまって本気で死んでしまいたい。会って間もない
相手に勃起したチンコを見られるだなんて、これなんて罰ゲームだよ。
 しかもコンさんは僕のチンコを見ても、サイズに感心しているだけで特に驚いた様子はない。
 せめて、赤面をするか悲鳴をあげてもらった方が僕の精神的に楽だよ。
「私の裸に興奮したと見えるが、そんなにも私の裸はお主にとってツボだったのかの?」
「そういうわけじゃ……」
 異性の裸をこんな間近で見たら、嫌でも勃起してしまうよ。自慢じゃないけど、これま
で異性の裸を見る機会なんて全然なかったんだから。
「別に自身の気持ちを隠す必要はないぞ。お前さんの反応は男として当然の反応なのじゃ
からな。むしろ私の裸を見て興奮していなかったら、それは私に対する侮辱じゃぞ」
「侮辱って……」
 そこまでのものなのだろうか?
「それに、裸を見ても何も反応しなければ、それはそれで男として欠陥があるということじゃ。
 そういう意味で言えば、お前さんは充分男として正常な反応をしているというわけじゃ」
 故に恥ずかしがることはない、とコンさんは僕に言い聞かせる。
「風呂場に着く前にも言っておるじゃろ。お前さんが望むのならそういう世話もしてやるとな」
「あわわわ……」
「ほれ、このままだと風邪を引いてしまう。ボサっとしてないで風呂に入るぞ」
 僕の手を引いて浴室に入る。あぁ、もうこれで逃げることは出来なくなってしまった。
頑張れば逃げることは出来るかもしれないが、最終的にはコンさんに捕まってしまうだろう。
 そして再び浴室に連れてこられるだろう。だからもう諦めた方が賢明だ。
「さて、まずはお主の身体を洗うとするかの」
「えっ!? いきなり僕のをですか!?」
「当たり前じゃろ。浴槽に入る前に身体の汚れを落とさないと意味がないじゃろ」
「あ、はい……」
 すごく正論を言われてしまった。確かに浴槽に入る前に身体の汚れを落とさないといけ
ないよね……って、違う! 僕が言いたいのはそんなことじゃなくて――
「こ、コンさんが僕の身体を洗うんですか!?」
「そのつもりじゃが、何か問題でもあるのかの?」
 問題しかないよ。僕が自分で洗うのなら何も問題はないけど、コンさんが洗ってくれる
というのなら意味が変わってくる。後ろを洗われるのは問題はないだろう。しかし、一番
の問題は前の方だ。
 前だけは断ればいい。そう思うかもしれない。しかし、一度後ろを洗わせてしまったら、
きっと前も洗わせろと言ってくるだろう。そこで僕が前だけは勘弁してくれと言っても恐
らく聞き入れてもらえない。だから、身体は僕自身が洗わないといけないんだ。
「自分の身体は自分で洗いたいかなぁ……て」
「ダメじゃ。きちんと世話をすると言った以上、私がお主の身体を洗うんじゃ」
「で、でもその……コンさんに洗ってもらうのは色々と問題がありますし……」
「大丈夫じゃ。こう見えても私は他人の身体を洗うのは得意じゃからの」
 大きな胸を揺らして、胸を張るコンさん。てか、コンさんさっきから得意なモノが多す
ぎじゃないですか? あまりにも万能すぎるんですけど。
「私に任せてもらえば極上の癒しを提供できるぞ」
「で、でも……」
「ええい。さっきからグチグチと文句を言いおって。お主は大人しく私に身体を洗われて
いればいいのじゃ!」
 コンさんが半ばキレぎみに石鹸を手に取る。
「こ、コンさん……?」
「全部私に任せるのじゃ!」
 石鹸を泡立て始めるコンさん。これはもう完全に僕の身体を洗うつもりだ。どうにかし
て止めさせたいけど、ちょっとキレぎみだし止めるのは無理かな。
「それじゃ、いくぞ」
 石鹸の泡でコーティングされたコンさんの手が僕の背中に触れる。
「ひゃっ!?」
「何を乙女のような声を出しておるのじゃ。ただ背中に触れただけだというのに」
「あ、いや、何で石鹸塗れの手で触れるんですか?」
 身体を洗うのなら手ではなくて、身体を洗う用のタオルとかを使ってくれないと。
「何を言う。手を使って直接洗った方が肌も傷つけずに綺麗になるんじゃぞ」
「だからといって……」
 直接コンさんの手で洗われるのはかなり恥ずかしい。
「まぁ、お前さんが嫌と言っても無理やり洗うのじゃがな」
「そん――ひゃぁっ!」
 コンさんの指が僕の背筋をツツーとなぞる。そして、僕が変な声をあげると楽しそうな
笑みを浮かべ、更に背筋をなぞり始めた。
「こ、コンさんっ!」
「おっと、これは悪いことをしたの。お主の反応があまりに可愛くて、つい余計な悪戯を
してしまった。次からは真面目に洗おう」
「ほんとですか?」
「ああ、本当じゃ。私は嘘は言わぬからの」
「だったら、いいですけど……」


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