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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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彼1-7

 「だーい好き!」
 「ほいよ!」

 ビックリです。
 彼が、「午後ティー」と一緒に、山盛りのサクランボを持って来ました。

 「これ、俺の実家で作ってるサクランボ。美味しいよ。食べてみて。」

 後で分かった事だけれど、彼の実家は山形で大きなサクランボ農園を経営していて、彼はそこのボンボンだったのです。
 確かに都心じゃないけれど、一応二十三区内の1LDK。家賃はそれほどは安くはありません。
 私は親からの仕送りもあるし、自分でも働いているからここの家賃を払うのは苦じゃないけれど、「田舎の貧乏学生」にはちょっと辛い金額。
 彼が、ここに住める理由がやっと分かりました。

 「サクランボはこうして食うのが一番美味いんだ」彼が言って、豪快に五個くらい一気に口に入れました。
 さすがサクランボ農園のボンボン息子。私にとってサクランボは高級果実だからそんな食べ方をした事がありません。

 「腐っちゃうから仕方なく冷蔵庫に入れてるけれど、本当は太陽の光を浴びて少し暖かい採りたてがもっと美味いんだけれどね。」

 とても素朴で優しい顔。
 私、その顔を見て、もう惚れちゃいました(笑)。

 高級ソファに座って、サクランボを頂きました。
 美味しい!
 あんなに美味しいサクランボを食べた事がありませんでした。

 その時の私は超ミニスカ。彼は、私の正面に居て、床に直接座ってました。
 足は注意して閉じてたけれど、彼の目線は私より低かったから、絶対にスカートの中が見えていたはず。
 その日は、お気に入りの白いレースのパンツを穿いていました。今は永久脱毛しちゃったけれど、その頃はまだ毛があって、彼の目の位置からだとレースのパンツから透けている毛が見えたと思う(笑)。
 私に気づかれないようにスカートの中を覗いているのは、分かりました(笑)。

 彼が言いました。

 「ちょっと試して欲しいんだけれど、サクランボを口に入れて、噛まないでしばらく口の中であっためてみて。こんな感じ。」

 彼、そう言って、一個だけ口に入れました。
 時々、サクランボを唇で挟んだり、口の中で転がしている感じが分かるようにしてました。

 想像して下さい。
 すっごくエロく無いですか?!(笑)

 私も真似をしてみたけれど、彼を見ていると、凄くエロい気分になってました。
 しかも、私の口の中に入っているサクランボの感触が、男の人のあれに似ていると思っちゃいました。一番似ているのはライチだけれど、サクランボも結構似ています。

 「あったまったら、食べてみて。」

 美味しかった!

 「ね、美味しいでしょ! これが、本当のサクランボの味。」

 彼、まだ口の中でサクランボをクチュクチュしてました。

 「ホント。美味しいね、初めて知った。」
 「もう一個食べる?」と彼が聞きました。

 「うん。」と言ってもう一つ食べようとして、まだ山盛りのサクランボに手を伸ばそうとしたら、彼が、「待って!」と言って私に近づいて来ました。
 そして、彼の口の中にあるサクランボを私に口移ししました。


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