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ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

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彼1-2

 仕事はそれなりに忙しかったけれど、私は可愛がられて(少し甘やかされて)いて、ほとんど残業は無かったし、後で出てくるけれど、当時付合っていた男性とはあまり会う時間が無くて、一人の時間がたっぷりありました。
 もっぱら、私と遊んでくれるのは裕美だったんだけれど、裕美は裕美で忙しくて(「裕美」を読んでくれた人には分かると思います・笑)、暇を持て余す事がしょっちゅうでした。
 ある時、どうにも暇な休日があって、興味本位でパチンコ屋さんに入りました。

 ビギナーズラック?!
 良く分からないまま、打ち始めたら、すぐに画面がピカピカ光って、派手な音がして大当たり。
 それが、二十箱になっちゃって、たった五百円が十万円以上になってしまって、凄く驚いた。
 私が初心者だというのは周りの人には分かったようで、隣でやっていたおじさんが優しくいろいろ教えてくれました。

 私の普段着は、結構露出度の高い服ばかりで、その日も超〜ミニスカ。隣のおじさんがずっと、チラチラ私の足を見てました(笑)。
 私、そういう、男の人の「気づかれないようにチラチラ見る視線」が好きです。もちろん、「気づかれないように」って、男の人は思ってるだろうけれど、まるでバレバレ。
 逆に「ガン見」する図々しい人は嫌い。
 そういう人には、こっちも露骨に隠すし、逆に遠慮がちに見られると、少しサービスしたくなる。
 そういう女の人、結構多いと思いますよ(笑)。

 で、パチンコの話だけれど、その後もガンガン出ちゃって、あまりにたくさん出したので、そのおじさん、最後の方は少し冷たくなって、先に帰っちゃいました(笑)。
 そんな事があって、当時の彼氏も裕美も遊んでくれない日は、必ずパチンコ屋さんに通う毎日でした。ハマってしまいました。

 そうやって、常連さんになると、何となく顔見知りができて、それほど仲良くなる訳じゃないけれど、会釈くらいはするようになりました。そんな中の一人が今の彼でした。

 ある日曜日、その日はホールのイベント日で私は朝一でパチりに行きました。
 イベント日だから、開店前からかなりの行列でした。
 開店と同時に、前日から狙っていた台に一直線。
 隣には彼が座りました。もちろん偶然です。だって、会釈はするけれどほとんど話した事はないし、いつも同じようなTシャツにGパン姿の「貧乏学生」って感じだったから、あまり好んで仲良くしようと思うタイプじゃなかったし(笑)。


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