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痴漢電車ー美紅ー
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢電車その後-1

「美紅ー、最近元気ないじゃん」
「そんなことないよ」

しかし親友の翼(つばさ)は無理に笑おうとする美紅にぴしゃりと言った。

「嘘。最近授業終わるとさっさと帰っちゃうし。なんかあった?」

美紅は口ごもった。
痴漢にあったことは誰にも言ってない。
あの時間の電車の乗ることを避けて、出来るだけ早く家に帰っていた。

「何でもないって」
「ふぅん」

翼は何か言いたそうな顔をしていたが、教師が教室へ入ってきたので自分の席に戻る。

(ごめんね、翼。心配してくれたのに)

美紅だって言えることなら言ってしまいたい。
他のクラスメイト同様、笑い話のように明るく痴漢にあったんだよ、と。
しかし、その痴漢に触られ感じてしまったことが美紅の口を固く閉ざしていた。

ーーー

いけない、こんな時間になっちゃった。

クラス委員の美紅が、役員会を終えて校門を出ると辺りは暗く、空には星が輝きだしていた。
こんな遅くに電車に乗ることは久しぶりだ。
(また痴漢に合ったらどうしよう)

夜の闇が美紅に不安な気持ちを呼び起こさせる。
しかし、今日はこの前より遅い時間だ。少なくとも彼らに遭遇することはないだろう。

ーーー

(いたたた…!)

遅い時間の電車は美紅の想像を越える混雑ぶりだった。
ぎゅうぎゅうとすし詰めにされて、息をするのもやっとだ。
そんな中でも美紅は頭上げて周囲を見渡した。

(良かった、いない)

あの二人組はいない。
ホッとするのも束の間、次の駅のから乗って乗客でますます身体が押し潰される。

(早く降りたいよー)

大きなターミナル駅に着いた。
乗客の大半が降りて同じくらいの乗客がまた乗ってくる。
ようやく自分の居場所を確保した美紅は目つぶってこの状況をやり過ごしていた。
一日の疲れが出たのか、ついうとうととする美紅の身体に腕が伸びる。

(!!)

驚き目を開ける美紅の前にこの間の痴漢男がいた。

(この人!)

さんざん美紅の背後からおしりを、胸をまさぐっていた男だ。
端正な顔の男は口角をあげた。

「久しぶり」

美紅は身体が固まったかのように動けなかった。

「この間は可愛かったよ」

(いやっ…何でいるの!?)

男は美紅の耳元に口をよせると囁いた。

「乳首、びんびんにしちゃってさ」

羞恥に美紅の顔は赤く染まる。
同時に先日の男たちの愛撫を思い出してさらに顔を赤くさせた。


電車が止まる。美紅の降りるひとつ前の駅だ。
男は美紅の手を取るとそのままドアに向かう。

「ちょっ…!止めて」
美紅の声に乗客たちはちらりと目を美紅を見た。
しかし、単なるカップルの痴話喧嘩だと思ったのかまた無関心な表情に戻る。

ホームに降りた美紅はそのままトイレに引きずり込まれた。

ドアに鍵をかけると男はすぐさま美紅の唇を奪う。
生暖かい舌が入ってきて美紅は必死に抵抗するが、男は無理矢理舌を絡めてくる。

ようやく唇が離れると男はくっと笑った。
「エロい顔」

男の言うとおり、肩で息をして涙を浮かべる美紅はただならぬ色気を放っていた。
美紅は必死に自分を奮い立たせ男を睨み付けた。

それがますます男の興奮を煽る。

「美紅ちゃんてエロいんだな。この前もオマ○コびしょびしょにしてたんだって?」

違う!そう言いたいのに男が自分の名前を知っている衝撃に声が出せない。

「じゃあ今も濡れてるかな?」
「やっ…!」

男はスカートをまくりあげ強引にパンティの中に指をいれてきた。
「ほら、濡れてる。キスで感じちゃった?それともあのときのこと思い出して濡れちゃったの?」

次々と出る恥ずかしい台詞に美紅は絶句する。
そして確かに、さっきの車内で男たちの痴漢行為を思い出して下着を濡らしていたのだ。

「ほら、もうこんなにぐちゅぐちゅのオマ○コだ」
男の卑猥な行為は続く。美紅の中に指を入れて抜き差しを繰り返す。

痴漢されて濡らしているはしたない自分。それを男に見透かされている。
ショックで美紅は抵抗する気力を失っていた。

美紅の抵抗が弱くなったことに気づいた男は再び深いキスをすると、さらに指を激しく動かす。
美紅の反応を見ながら、美紅の感じる箇所を見つけ出し、そこを的確に責める。

いつの間にかパンティは取り払われ大きく開かされた足の間からは淫らな液が太ももを伝う。

(だめぇ、でもっ、気持ちいいっ…)

舌と舌をぴちゃぴちゃと絡ませながら美紅は絶頂へと押し上げられる。

(イく…!)

全神経が一点に集中する。
あともう少しで達するという時、男は美紅の下半身から指を引き抜いた。

(何で…?)

美紅のそんな心情は、何より美紅の表情が物語っていた。

「やっぱり美紅ちゃんはエッチだね。続きして欲しいの?」
「……」
「美紅ちゃんが俺の家にきてくれるなら、続きしてあける」

その言葉に美紅は我に返った。
こんな痴漢男の家になど行ったらどんなことをされるか。

しかし、あと少しで絶頂というところで止められた身体の疼きがじんじんと美紅を苦しめる。

(行っちゃだめ)
(もっと気持ちよくなりたい)

ふたつの感情が混ざりあう。

「どうする?」
男は美紅の心情を見抜くように冷たく言い放った。

「美紅ちゃんが決めなよ」


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