投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ゆっきの日記
【女性向け 官能小説】

ゆっきの日記の最初へ ゆっきの日記 39 ゆっきの日記 41 ゆっきの日記の最後へ

3P 1-10

 ところが、彼の腕が私を抱きしめようとした瞬間、私のケータイが鳴り出したんです。
 無視しようと思ったけれど、着信音で裕美だと分かりました。
 他の人だったら間違いなく無視だけれど、裕美じゃしょうがない(笑)。
 目で、彼に「ゴメン」って謝って、彼も「いいよ」って、目で言ってくれて、電話に出ました。

 「もしもし・・・。」
 「せんぱ〜い! ゴメン、Hしていた?!」

 もう、相変わらずのとっても明るい声。
 裕美のいたずらっぽい笑顔が目に浮かんできて、私もつられて言ってやりました。

 「ちょうどこれからってところ!!(笑)」
 「わーい!」
 「何それ!?」
 「先輩、お腹空いてません?」

 突然話が変わって面食らったけれど、裕美の場合珍しい事じゃない。

 「空いてるよ。これから、何か食べに行こうと思ってたところだよ。」
 「え? これからHするんじゃないんですか?!」
 「だから、Hしてから何か食べに行こうか・・・・・って、何を言わす!!(笑)」
 「じゃあ、私これからナベの材料買って先輩の家に行くんで、ゆっくりHに専念してて下さい!」
 「え?」
 「あ、慌てないで良いですよ。二時間くらいしてから行きますから。それでも、終わってなかったら、そのまま続けてていいし(笑)。」

 相変わらず訳分かりません(笑)。
 でも、私そんな裕美が大好きなんです。

 「ちょっと待って」って言って、彼に「裕美が二時間後に来るよ」って言ったら、彼も笑いながら「二時間後じゃなくて、すぐに来れば良いよ」って言ってくれた。
 「すぐに来て良いって!」って、わざと怒ったように言ったら、
 「すっきりした後の方がナベが美味しいから、ちゃんとやる事やっといて下さいね。二時間後に行きます。ガ・ン・バ・ってね、せんぱい!」って、言ってさっさと電話を切られました。
 相変わらずの小悪魔です(笑)。

 それから、仕切り直しです(笑)。
 本当は、「感動的な気分からそのまま感動的なH」というシナリオだったけれど、裕美のせいで、新居での初Hは慌ただしい感じになりました(笑)。


ゆっきの日記の最初へ ゆっきの日記 39 ゆっきの日記 41 ゆっきの日記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前