『SWING UP!!』第8話-32
「抜く、ぞ……」
“肛門(ア*ス)”に根元まで突き刺さった中指を、じりじりと引き抜いていく。
「あ、あ、あぁああぁあ………」
内側から隆起するように、品子の“肛門(ア×ス)”が盛り上がる。
「で、出ていく……ゆ、び、がぁ……!」
指を引き抜かれているときの快感は、入れられる時の数倍に思えた。
ぬぽっ…
「ん、くぅっ!」
雄太の指が、品子の中から外に出た。硬いものが肛門から這い出ていく感覚は、排泄をするときと全く同じものだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「大丈夫か、品子……?」
言葉の変わりに頷く品子。恍惚としているその様子に、彼女が“肛門(ア*ス)”で性感を得ていることが、はっきりとわかった。
(なら、これを入れても大丈夫だな……)
痛いほどに反りあがる、雄太の雄根。品子の最後に残された操を、今からこの雄根でそっくり頂くのだ。
「品子、痛かったら、言うんだぞ……」
ひとつめの純潔を奪ったときは、品子にそう言ってあげられなかった。
だから雄太にとってこの“肛門性交(ア*ル・セックス)”は、品子の身体に残る最後の純潔を、優しく散らせるラスト・チャンスだった。
「いく、ぞ……」
「はい……」
表面にローションを充分すぎるほど塗した雄根の先端を、窄まりに押し当てる。
「ん……」
ゆっくりと力を込め、強引に押し進めるのではなく、品子の呼吸に合わせるようにして、少しずつ先端を埋め込んでいく。
「ん、ぅ、あ、あぁ……」
非常にきつい感触が、ゴムに包まれている雄根の先端に覆いかぶさる。受入れようとする品子の意思に反して、異物の進入を認めた身体が、それを排除しようとしているのだ。
「くっ……」
だから雄太は、害意のないことをわからせるために、少しだけ先の埋まった先端を、押し込むのではなく回転させた。
「んひあっ!」
不意の感触に品子の身体が震え、一瞬、こわばりがなくなった。
「!」
ぬぷっ…
「ぉ、あ、ああっ!」
一気に、雄根の先端部分が、まるごと品子の“肛門(ア*ス)”の中に収まった。
「くっ、す、すげえな……」
その部分を食いちぎらんばかりに、収縮する品子の“肛門(ア*ス)”。だが、いわゆる“カリ”の部分が鉤詰めとなって、逆に中へと飲み込んでいくような肉体の反応を生み出していた。
「し、なこ……!」
そうなればもう、迷うことはなかった。
ず、ず、ずぶぅっ!
「ンッ、ヒッ、ヒィイィィッ!!」
導かれるままに、雄太の雄根が、品子の“肛門(ア*ス)”を完全に穿ち貫いた。