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生徒はお嬢様〜オマケの話
【コメディ 官能小説】

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ある一日-7

 俺はまだ何も九条家での立ち位置を確立していない。婿にはなったが、知らないことが多すぎる。
 だからこそ、もう少し勉強をしてからの方が俺としてはありがたい。
 撫子の子宮に精子を流し込んでいる男が言うような台詞じゃないけどな。
「大丈夫ですよ。皆さん、色々と協力して下さいますし、何よりお父様も孫を抱くことを楽しみにしていますから」
「そういえば、そんなことを言っていたような気もするな……」
 積極的に精力剤などを俺に摂取させる辺り、向こうもソレを望んではいるんだろうな。
「ええ。ですからもう一度子作り、しましょうか♪」
「は……?」
「ですから――」
「いや、もうこれで十分だろ。俺のチンコもいい加減に萎えて――」
「ふふっ♪ どうやら、そんなことはないみたいですよ?」
「え……」
 撫子の視線に誘われるように、結合部を見てみる。
「……マジかよ」
 俺のチンコは萎えるどころか、未だにギンギンでビンビンだった。
 いくら何でもおかしいだろ! 何で射精したばかりなのに、チンコが勃起したままなんだ!?
 欠片も萎える様子がない。むしろ更に元気になっている節すらある。
「わたくしの身体全てが、彼方さんのモノです。もっと、もっと……わたくしの身体味わって下さい♪」
「…………」
 本当に撫子は、俺の理性を飛ばすのが上手いと思う。
 いや、女にこんな言葉を言われて理性を保つことが出来る男が居たら、教えて欲しいものだ。
 全力で俺がソイツに説教をしてやるよ。おら、かかってこい!
「……俺は何をバカなことを考えているんだろうな」
「いいんじゃないですか? 今、大事なことは彼方さんがわたくしに手を出す。これが大事なことでしょ?」
「変わらず心の中を読まれているのはスルーして、それもそうかもな」
 大事なのは俺と撫子、二人の気持ち。
 そして撫子は俺に犯されたいと思っている。俺も撫子に手を出すのも悪くないと思っている。
 それだけで十分じゃないか。
「それでは、彼方さん。二回戦目、いきましょうか♪」
「あぁ。そうだな」
「貴方の愛情でわたくしをメチャクチャにして下さい。彼方さんっ♪」
 そうして俺は精子塗れの膣内をグチョグチョと掻き回すように、腰を動かしていったのだった。

 そして――
「はぁぁあっ、んぁあっ♪ もうお腹の中がいっぱいで、何も入りませんわ♪」
「ぜぇ……ぜぇ……」
「見て下さい彼方さん。貴方の精子で、わたくしのお腹がポッコリと膨れていますよ」
「うぅ……はぁ、あぁ……っ」
「ふふ、実に有意義な時間を過ごすことが出来ました。お父様には感謝ですね♪」
「ぐほっ」
「あら? そんなに疲れてどうかしたのですか?」
「……お前という奴は」
 顔がやつれてしまう程、疲れてしまっている俺とツヤツヤ、テカテカとしている撫子。
 俺の方が年上と言えど、普通に若い部類だ。しかも俺は男で撫子は女。
 なのに――何で、俺がこんなにも疲れて、撫子が元気になっているんだよ!?
 せめて、撫子も疲れてくれよ。あんなに激しく喘いで絶頂を迎えていたのに、疲れ知らずとはどんだけだよ。
「HAHAHAHA! 彼方くん。君は少し体力がないのが問題みたいだね!」
「仕方ないわよ〜。だって、彼方ちゃんは勉強ばかりしてきた子だから、運動はダメなのよね〜♪」
「それにしても、娘の撫子よりも体力がないのはどうかと思うぞ」
「ふふっ♪ 撫子ちゃんも、九条ちゃんと同じようにねちっこいエッチをするからね〜♪ さすが親子と言った所かしら?」
「君はまた、そんなことを……いくら私でも、そんなことを言われたら――」
「嬉しいのよね♪」
「違いない」
「「あっはははははっ!」」
 何だろうね、もう突っ込もうと思うことすら出来ない。
 見計らったかのようにこの二人は、俺の前に現れてくるよね。
 本当に何を考えているのだろうか? てか、今の俺全裸だから勘弁して欲しいんですけど。
「あら? お父様、少し元気になっているようですが、何かあったのですか?」
「HAHAHAHA! それは秘密だ」
「大人には色々とあるのよ〜♪」
「なるほど。大人というのは大変なのですね」
「そうよ〜♪ ねちっこい人の相手をしたりしないといけないから、大変なの」
「勉強になります!」
 止めて! そんな人を参考にしないで!
 ただでさえ扱いが大変なのに、教授みたいな性格になったら手をつけられなくなってしまう。
 撫子が教授みたいになったら、俺はボロ雑巾みたいな扱いを受けることになってしまうじゃないか。
 そんなのは、本気で勘弁して欲しい。割と真面目な話……
「だが、私がこっそりと用意をした薬が役に立ったようで安心したよ」
「ええ。お父様のおかげで、お父様に孫の顔を見せることが出来そうですわ♪」
「おぉっ。それは楽しみだな。男と女、どっちが生まれてもきっと素敵な子供になるだろう」
「当たり前です。わたくしと彼方さんの子供なのですから。絶対に素敵な子供になりますよ♪」
「そうだったな」
「「あははははっ!」」
「…………」
 さっきから俺が置いてけぼりにされている。
 疲れている俺と、元気な三人。おかしい。何かがおかしいと思う。
「ふふ、頑張るのよ彼方ちゃん♪」
「教授……」
「彼方ちゃんのエッチシーン。結婚式の日にビデオで流してあげるからね♪」
「おい、待てよコラ!」


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