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『めだかボックス』
【二次創作 官能小説】

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安心院なじみの浅慮な挑発または球磨川禊の命知らずな性衝動-4

 『さあ、本番はこれからだぜ』
 なじみに覆い被さる形で球磨川が身を乗り出した。左手をなじみの頭の横に立てて、右手が三度なじみの秘部に、這い寄る。
 「あ……っ」
 スカートの中に手を入れられた途端、なじみが反応を示した。
 『濡れてるよ』
 ミニスカートの中のそこは、球磨川の手に伝って糸を引くほどに湿っている。
 抵抗なく、球磨川の中指が秘穴に捩じ込まれた。
 「っ! んんぅ!」
 またもなじみの身体が跳ねる。膣壁を擦られる刺激も、陰唇を押される刺激も、なにもかもがリミッターなしに送り込まれるのだ。耐えられるレベルはとうに通り越した快感だろう。
 「ま……待っ、て。動、かすな……。球磨川、く……」
 『駄目だ』
 指が一度引き抜かれ、またすぐ捩じ込まれる。始めは緩慢に行われたその抽出は、二度、三度と続くうちにスピードを増し、なじみを責め立てる。その度になじみはあられもなく甘い声で鳴き、身体を震わせていた。
 「うあっ! うあああっ! あ……っ!!」
 ものの数十秒で、なじみは達した。
 目は見開かれ、口はパクパクと空気を求めるように開閉するがその実呼吸は出来ず、オーガスムの性感までも塞き止めるものなく味わい尽くすことを強いられたなじみは、爪先まで強張らせて弓なりに反ったまま、襲い来る津波の如き刺激にただ翻弄されるしかなかった。
 『うわあ。まるでピッコロの卵みたいだぜ』
 と、いまいち解りづらい比喩をしたのは球磨川だ。おそらくなじみの秘部の状態を喩えたのだろうが、それが微妙にずれているのはいつものことである。
 球磨川の言葉が意味していたのはその濡れかただ。もともとのそれに加えて、絶頂とともに意思とは無関係に迸った潮が、なじみの太ももをびしょびしょに濡らし、スカートにも染みを作っていた。
 ──そのスカートの裾を、球磨川がつまみ上げた。
 「っ! く、球磨川くん!」
 『観念しなよ。なじみ』
 なじみのそこは、無毛のスキル『白板盲牌(スクラッチアンドタッチ)』により幼女のようにまっさらであった。白くテカったデルタゾーンには産毛すらなく、ぴっちりと閉じた陰唇の隙間からは、まだ僅かに愛液が漏れて太ももを伝っている。
 『うん。すっごく可愛い!』
 女子を螺子で貫き、床に押し倒して両手を拘束し、服を剥いた球磨川が、満面の笑みで言った。
 そして──球磨川は、学生ズボンの前のファスナーを下ろした。
 「ま、待て。球磨川くん」
 即座にその意味を解したなじみが、ひきつった表情で制止した。
 「おい、このあたりでやめておこうぜ」
 『断る』
 開けられた前から、球磨川のトランクスが顔を出す。
 「ほら、もう長者原くんが処置を終えた頃だぜ。戦挙に戻れよ」
 『いやだ』
 さらにベルトがズボンから外され、ますますその露出が進む。
 「確かに煽ったのは僕のほうだ。謝ってやってもいいぜ」
 『もう遅い』
 球磨川が、自らの下半身の衣類に指をかけ、下げた。
 「……なあ、僕が悪かったよ。球磨川くん」
 『僕は悪くない』
 露になった男性器は、硬く大きく反り勃ち、はち切れんばかりの性欲を象徴していた。球磨川はなじみの足首を掴むと、その脚を開かせ、身体を出来たスペースに捩じ込ませる。
 腹部を貫く螺子のヘッドのさらに上からのし掛かり、抱きあうように球磨川となじみは密着した。
 そのまま、球磨川はもう一度唇を重ねた。そして──
 「!! んふううぅっ!!」
 塞がれたその唇から、言葉にならない声が漏れた。湿った音を立てて、球磨川の男根の尖端が、なじみの中に埋まったのだ。
 なじみの神経のリミッターはもちろんなかったことになったままである。全ての刺激は緩和されることなくなじみを襲う。
 球磨川は容赦なく、埋まった欲望を更に奥へ奥へと捩じ込んでいく。


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