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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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再会-16

 次の日の朝だった。涼子に郁子から電話があったのは。
 「すみません、私、もう警察を辞めたいと思います。」
 「えっ?どうしたの、いきなり!?」
 「私、あのレイプ犯人に…レイプされてしまいました…。」
 「えっ!?あ、あなたが!?まさか…!だってあなたは…」
言葉を遮るように喋る郁子。
 「私は大切な一人さえも守れなかった。そんな私が国民を守れるとは思えません。自信がなくなりました。辞表は申し訳ありませんが郵送します。勝手すぎるのは分かってます。ごめんなさい。今までお世話になりました。」
 「ち、ちょっと…」
しかし電話は切れた。その後、かけ直しても決して電話には出なかった。
 「まさかあの子までレイプするとは…。ヤルと決めたら男までヤッちゃうの!?男あり!?怖い…。とんでもない凶悪さだわ…。」
完全にホモもかじっていると勘違いした涼子は体が震えた。そしてついその様子を想像してしまうと、思わず鳥肌を立ててしまった。
 その日の午後だった、涼子宛てに郵便物が届いたのは。中にはディスクが入っていた。ピンときた。しかしあまり乗り気になれない。
 「い、言わばホモレイプ姿が映ってるのよね…。や、ヤダなぁ…でも…」
ディスクを見つめて散々悩む。しかし手がかりがあるかもしれないと、思い切って見る事にした。
 「ん??これは美山静香…!犯人は美山静香の居場所を把握してたの!?あ…、美山静香と郁子をヤラせたんだ…。これならレイプは成立する。考えたわね。ただの性欲マシーンじゃなかったって事か…。こういう機転が利いたり、警察を振り回したり、かなりの知能犯ね。絶対捕まえてやる!」
涼子の闘争心はさらに高まる。しかし最後にボソッと一言呟いた。
 「ホモじゃなくて良かったわ…。」
と。
 


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