恥辱書店-3
子宮の奥底から全身に絶頂感が駆け抜ける。
それを見透かしたように、男の動きがさらに性急になる。
「いいな……出すぞ……おまんこのなかに、思い切りぶちまけてやるからな……」
立っているのもやっとの状態で、抗えるはずもない。
体内で精の塊が爆発する。
「くぅ……っ……」
その暴力的な熱が、恐ろしいほどの快楽を連れてくる。
いい。
気持ち、いい……。
その余韻を楽しむ余裕もなく、男は自分のモノをさっさと引き抜いて逃げるようにその場を離れた。
……そんなにあわてなくても、わたしは誰にも言ったりしないのに。
足の間から、どろりと情交の残滓が溢れだす。
もとどおりに下着をつけて、はだけた胸を隠そうとした時、
また別の男性が声をかけてきた。
「さっき、見ていました……僕とも、どうですか?」
その後ろから、またその横から、我も我もと何人もの男性の手がわたしの身体にのびてくる。
わたしは艶然と微笑んで、無数の手を受け入れる。
己の欲望に忠実な、愛らしい生き物たちの手を。
(おわり)