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風船、風鈴、蝉時雨
【悲恋 恋愛小説】

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風船、風鈴、蝉時雨-7

孝宏、元気?
あたしは元気だよ。
でもやっぱりまだ立ち直れない。
だって、今でもひょっこりアンタが現れる気がして…。

他の男と結婚して俺の事は忘れろ?
出会わなければ良かった?

馬鹿言わないでよ。
アンタはちゃんと存在してるんだよ。
生涯、あたしの中で。

忘れろなんて言わないで。
大丈夫。後追って死になんてしない。
ちゃんと孝宏の分まで生きるから。
孝宏の存在を背負って生きないといけないの。



あたしは幸せだった。
あたしもアンタといるだけで幸せだったよ。
こっちからもありがとう。
そしてごめんなさい。我儘とかいっぱいかましちゃって。



孝宏、あたしも愛してる。


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