ハートのジャック-10
部屋の中に響く、あたしの声と水音。
くちゅっくちゅっと初めて聞く淫乱な水音に
ますますあたしは反応する。
「ナオ。オレに任せて。いいね?」
ヒロくんの指があたしの中をかき回す。
ヒロくんの息遣いが荒くなって
指の動きが早くなった。
「んぁぁ・・ぁ・・ヒロくん・・っっ」
あたしがヒロくんの名前を読んだ次の瞬間
ものすごい痛みがあたしを貫いた。
「いやぁぁ。いたいょ。いたぁい。ヒロくんいたい!」
「力抜けっ。ナオ大丈夫だから。力抜けっ」
「どーやっていいのかわからない!いたいっ!」
「きっつっっ」
ヒロくんは顔をしかめながら
あたしに優しくキスをした。