チェリーと学友たち-1
区役所の立花保健婦から、20才くらいの女子学生が来るという電話が入った。
現れたのは白いベレー帽に白いワンピースを着た可憐な少女だった。
清潔感溢れる感じで目頭が丸い一重の目は澄んだ輝きをしていた。
ふんわりとした髪はそれほど長くなく、鼻は高くないが丸みがあって可愛い。
唇は口角がちょっとだけ上がって慎ましやかに閉じている。
だが、嫌な予感がした。そしてその予感が当たった。
上がる前に真っ白なハンカチを出して居間の床をさっと拭いたのだ。
そして首を横に振ると何も言わず、外に出てしまった。
わしには何のことかさっぱりわからなかった。
しばらくして2人の若い女を連れてやって来た。二人とも小顔の美人だ。
色の白いパッチリ目の娘っ子と、小麦色の肌の、真ん丸い目の娘だ。
2人とも二重瞼だった。
白い方が言った。
「わたし、キョピィ。このチェリーの学友ですけど、頼まれてこっちのユウと近くで待機してたの。
でもこのままじゃ、無理って言われたから来ました。
床が汚いから上がれないって泣きつかれたんです。ちょっと良いですか」
わしは驚いた。こういう来客があるときはきちんと拭き掃除をしているんだから。
「ちょっと……こういう付き添いはルール違反だと……」
「わかってます。でもチェリーがここに上がれなかったら折角のチャンスを逃してしまうことになるから、上がれるように環境整備をするまでの間だけです」
「本当かい? わしは掃除をしているけれど、どうやったら汚くなくなるのか解決してくれるならそれでも良いが……」
キョピィというふざけた名前の娘は白いベレーのチェリーに向かって言った。
「このくらいなら私達は全然平気だけれど……。そうね。なんとかしてあげる」
そして、チェリーを玄関口に立たせたまま、色の濃いもう1人のユウと言う子と頷きあってから上がって来た。
そしてなにやらアルコールのスプレーのようなものを床にかけながら乾いた布で拭いていた。
ユウという子はわしを呼んで風呂場に連れて行った。
「身体検査させてください。すみませんが、服を全部脱いで頂けませんか?」
「あ……あんたの前で? か……勘弁してくれよ」
「お願いです。友達は潔癖症なんです。
でもそのお陰で大事なチャンスを逃させたくはないので……この通りです」
その娘っ子の友情の厚さに負けてわしは服を全部脱いだ。
服を着た娘っ子の前で老醜の全裸を曝すなどこれほど恥ずかしいことはない。
だがその娘はわしの体を洗わせてくれと言った。
そしてスカートを脱ぐとその下に短パンみたいのを履いていて、腕まくりをしたんだ。
「わしは午前中に風呂に入ったばかりだよ。その証拠に風呂の湯が温かいだろう」
「はい、その通りなんです。
私から見てもお爺さんはとても清潔な方だと思います。
でもあのチェリーにはそれが通用しません。ほんのちょっとだけ洗わせてください」
わしは狭い風呂場で仰向けに寝かされて、体の前面を洗われた。石鹸を泡立てて、頭や顔、胸や腹そして一物まで……当然勃起してしまうのだが、ユウはそれについてはノーコメントで作業を続ける。
特にチンポは玉袋の皺の間まで洗われた。
もうその娘っ子のあそこに入れたくてビンビンになっているんだが、ユウは一向にその気配を見せない。
手足は指の股まで丁寧に洗っていた。それはとても気持ちの良いものだった。
まるで王侯貴族が女奴隷に体を洗わせているような贅沢な気分だ。
そして耳掃除と歯磨きまでしてもらい、鼻毛を切ってもらったときはもう恍惚の気分だった。
だが尻の穴まで洗われるとだんだん不安になって来た。まだこれだけではすまない気がしたのだ。
果たしてその不安は的中した。ユウが剃刀を手にしたんだ。
「な……な……なにをする積りだい、お嬢さん……お願いだから落ち着いて」
「違います。ちょっと無駄毛を剃らせて頂くだけですから、怖がらないでください。わたしは美容実習の経験もありますからお怪我はさせませんから」
そう言って顔を剃り始めた。それが耳の毛まで剃る念の入りようだ。
「胸の中央に胸毛というほどではないのですけど、チョロチョロと数本長い毛が生え散らかっていますので、剃らせて下さい」
そう言いながら器用に剃って行く。そして乳首を摘まんでからその周りを剃り始めた。
「乳首に長い毛が生えてますので、剃ってますから動かないで下さいね。
動くと乳首が切れてしまいます」
ひゃー、助けてくれ。でも動けない。それからお臍の下の縦に入った毛も剃られた。
「陰毛は鋏でカットさせて頂きます。ちょっと量が多いのですっきりさせます。
ロングヘアをショートにするだけです。それと生え際の形を整えます。
チョキチョキチョキとテキパキとわしの陰毛はカットされた。
その後陰毛の輪郭をデザインしながら剃って行った。
それでわしのジャングルは半分ほど面積を失った。
その後またわしのチンポを掴んで言った。
「動かないで下さい。ペニスの途中で生えている無駄毛を剃りますが、動くとペニスを切ってしまいますので」
きゃあぁぁぁ……婆さん、助けてくれ。わしの大事なチンポが危機一髪だ。
その後、股を広げさせられ玉袋の皺を伸ばしながら毛を剃って、そこから尻の穴に至る途中の毛も剃られた。
最後は尻の穴の周りの毛も一本残らずそり落とされたのだ。わしはすっかり神経が疲れてついうとうとしてしまった。