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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈幼き獲物・銭森美津紀〉-4

『ミ…美津紀……ウヘヘヘ……』

「!!!!」


オヤジの口から自分の名前が発せられた瞬間、美津紀の身体は総毛立ち、臓物がひっくり返るような吐き気に襲われた……蕩けた目、ひしゃげた鼻、ぶ厚い唇、黄ばんだ汚らしい歯……身体も脂肪に包まれて緊張感の欠片すら無く、無駄に大きな肉棒が、太鼓腹に隠れる事なく突き出ている……見るも悍ましい変質者が、興奮して抱き着いて離さない……美津紀は渾身の力で突き放し、その腹を蹴飛ばそうと筋肉に力を与えた。


(な…何よ!?動かない……?)


眠って動かない身体を縛ったのだ。
縄目までキッチリと揃えられた緊縛は完璧に近く、頭のイカレたオヤジに抗える自由など与えはしない。

後ろ手に縛られた両腕は機能を失い、体重を支える意味もある開脚吊りは抗う術すら認めない。
狭い檻から抜け出した後でも、美津紀は無力な存在のままだった。



「や…やめえ…ッ!!……ぶぷうぅ!!!」


ドブ川のような酷い口臭を撒き散らしながら、サロトは長い舌を美津紀の口内に侵入させ、まだ清らかな舌や唇を舐め回した。
強烈な吐き気に悶えながら、美津紀はその舌に噛み付いてやろうとしたが、強力な握力は顎の力さえ封じ込め、口を開けっ放しにしたままだ。


『フヒッ…ヒッヒッヒ……』

「あ"〜〜〜〜ッ!!!」


サロトは接吻だけでは飽き足らず、美津紀の顔面までも舐め回し、耳や鼻の穴にまで舌先を突っ込み、その全てを臭い唾液で汚染していった。


「ゲホッ…ゲホッ…く、クソオヤジぃッ!!よくも私の……いやあぁぁ!!!」


呼吸する度に臭い涎の臭いが鼻腔に粘着し、肺の奥まで汚染してくる。
サロトは麻縄に絞られている胸肉を掴み、白いスカーフを解いて引き抜き、胸元のファスナーを下げて開けさせ、監禁で薄汚れたキャミソールを曝け出させた。


「私に…ッ!!うあぁぁ!!!」


薄生地のキャミソールはちり紙のように破かれ、パンティーとお揃いの白と黄色のチェック柄のブラジャーが曝された。

暑さのせいか、足掻きのせいか?
その胸肉はしっとりと汗に濡れ、朝露に濡れた完熟の果実のように食欲をそそらせた。


「ゲホッ……あっち行けよぉ!!ジロジロ見てんじゃねえ!!!」


サロトは開けた胸元をジロジロと眺め、ダラリと涎を垂らして美津紀の顔を見た。
顎を引いて上目遣いで睨む姿は、まるで夏帆と生き写し……顔にへばり付く悪臭に表情を歪めながらも、キッと真っ直ぐな瞳のままで殺気立つ眼光を突き刺してくる……あの日の夏帆を彷彿とさせる振る舞いに、サロトは更に興奮を高めた。



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