〈幼き獲物・銭森美津紀〉-12
『ウヘヘヘ…外なら掃除する手間が省けるよな?』
『便所掃除なんて誰もやりたくねえや、クフフ……』
膣内射精や肛内射精で溢れ出た精液が、糸を引いて赤土の地面に垂れ、異臭を放つ海を作り上げていた。
開けっ放しの性器と肛門は、“したい時”に何時でも誰でも使える公衆便所……一人が終われば新たな男が文乃を抱き、そしてまた男は入れ代わる……サロトの“おこぼれ”を貰わなければ牝を抱けない下っ端共は、文乃の傍に群れたままだ。
(へ……無関係を決め込んでりゃ良かったものをよ……馬鹿な女だ……)
専務は輪姦されている文乃をチラリと見たあと、港に向かって歩いていった。
貨物船のメンテナンスもしなければいけないし、燃料も補給しなければならない。
そして、あの船室も綺麗に掃除して、一切の証拠を消し去らなければならない。
(先ずは末っ子から、か?……夏帆と同じ順番かよ……ククク……)
極上の《幼肉》を供えたのだ。
香木は、いつもより多く貰えるだろうし、自分自身の株も上がったはずだ。
専務は嬉しさを隠せずに鼻歌を歌い、部下達の待つ貨物船へ歩みを早めた……。
《終》