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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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充電完了-5

 翌日、職務をこなす県知事の傍らで電話対応する美雪。そんな美雪に一本の電話が入る。海沿いの街、水元町という所の漁業組合からだった。
 「私達、漁師達で代々共有してきた土地があります。そこに水揚げされた魚や加工品を売るお魚市場みたいなものを造りたいと考えているのですが、何せそういう施設のノウハウも資金もありません。ここは県に協力してもらって立派なものを造りたいと思い電話をした次第でございます。」
 「そうなんですか。」
頭のきれる美雪は瞬時に自分の利益にするイメージを浮かべた。
 「では私がお話と下見を兼ねて午後から伺います。では。」
場所と連絡先を聞き電話を切る。県知事は今日、午前中だけで職務が終わる。午後から自由に動ける美雪の行動は早かった。しかもそういう面倒くさい事が嫌いな県知事の性格も把握している。任せる、そう言うのを知っていて一応話はする。
 「君に任せるよ。」
 「分かりました。」
承認は得た。美雪は堂々と動ける。県知事が帰ると自ら運転して水元町に出向いた。
 「よくおいでなさってくれました、先生。」
秘書だが、美雪は政治家の卵だ。勉強の為に秘書をしている。だから先生と呼ばれる。
 「こ、こんなに広いんですか?」
想像していたよりもかなり広い土地に驚く。
 「あまりに広くてどうしていいか見当もつかないんですよ。私どもの水揚げした海産物をメインに売れる施設さえできれば、あとはどんな店が入っても構いません。ここは一つ、先生のお力をお貸しいただけないかと…。」
瞬時に計算する美雪。
 「分かりました。建築関係とショッピングモールデザイナーや関係者を呼んで計画案を作ってみますわ?」
漁業組合の中で様々な話をして美雪帰った。
 (あれだけの土地があれば駐車場まで十分に取れる。しかも目の前は海。若者向けのお洒落なファッションモールが造れるわね。海産物なんて隅の方にちょこっと造ってやればいいわ。各地のファッションモールを超えるものを造れば注目される。それをプロデュースしたのが私だってなれば、一段と株が上がるわね。来年の県知事の椅子さえ狙える。楽しくなってきたわ!)
鼻歌混じりの上機嫌で車を運転し、県庁に帰る。そして早速各分野のスペシャリストを呼び寄せ計画を伝える。このスペシャリスト達、みんな美雪の仲間だ。美雪を県知事にして早く恩恵を受けようとしている人間ばかりだ。美雪の思うように計画は進んで行った。


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