第4話 S&M-2
「ええ・・・・・・」
「その息子さんは、22年前に・・・ヒロミさんのここから生まれた。そして、22年経った今・・・その息子さんと同じような歳の僕から、チ〇ポを入れられようとしてる。ふふ・・・どんな気分ですか?」
「いやっ・・・お願いだから変な事聞かないで・・・はあ・・・はあ・・・このままだと私どうにかなっちゃいそうよ」
「何を言ってるんですか・・・僕はあくまでも事実を言っただけ・・・あなたは僕の歳を知っておきながら、こんな所まで付いて来た。しかも・・・僕の性癖を受け入れてまで、セックスを望んだ。息子さんと変わらないような僕のチ〇ポが欲しくて・・・・・・」
「違うの・・・私はただ寂しかっただけ・・・・・・。寂しかったから・・・ついタケルさんのプロフに惹かれて・・・・・・」
「寂しかったから?・・・つまり寂しかったから、息子さんと同じような歳のチ〇ポが欲しかったわけですね。息子さんと同じような若いチ〇ポなら・・・何回も何回も突いてもらえると思ったんですね?」
「いや・・・本当に・・・本当に息子の事は言わないで・・・はあ・・・はあ・・・・・・」
「おや・・・拒んでるわりにはパンストから出てますよ・・・ヒロミさんの嬉し涙が・・・・・・。ふふ・・・またエッチな事を考えましたね。本当にエッチなお母さんだ・・・裸にパンストだけ履かされて、僕の様な若い男とのセックスを望んだのですからね。これを実際に息子さんが見たらどう思うんでしょうかね・・・ふふ・・・・・」
彼に突きつけられた背徳感は、なぜか私に潤いを与えていた。
決して近親者に興味がある分けでは無かった。
禁断のボーダーラインを越えさせ様とする、彼のサディスティックな行為に、私は間接的にマゾヒズムを想い描いてしまった。
私が拒む近親者との性行為に、彼は自ら自分を息子とダブらせて、背徳感のムチを与えていた。
それは、マゾヒスティックな一面を垣間見せていた私にとっては、快楽にも変わるムチだった。
私は、まだ誰にも自認はして無かったが、生粋からのMだった。
「お願いだから、想像させないで・・・私の中に息子を出さないで・・・」
「『私の中に息子を出し入れさせないで・・・』ですか?・・・つまり息子さんの『息子』がヒロミさんの中で出し入れしてるところですか?・・・『お母さん気持ち良いよ』って言いながら何度も激しく突いてくるところですか?」
「そ・・そんな事は言って無いわ・・・やだ〜!・・・想像しちゃう〜!・・・はあ・・・はあ・・・・・」
「ふふ・・・想像力が豊かなお人だ・・・頭の中では息子さんとのエッチな事ばかり考えてるんでしょう?・・・これはいけませんね。そうだ・・・お仕置きを忘れてました。これは少し懲らしめ無ければなりませんね」
彼はそう言いながら、パンティーストッキングのセンターシームを、まるで弓でも引くかのように指先でつまんだ。
「いやっ・・・な・・何をする気なの?お願いだから変なこと・・・あっ!?・・・・・・」
指先でつまんだセンターシームは、私の物を目掛けて弾かれた。
ピシッ・・・ピシッ・・・・・・
室内には、センターシームを何度も弾じく音だけが微かに響いた。
「痛いっ・・・痛いっ・・・痛いわタケルさん・・・・・・」
「嘘はいけませんな・・・本当は気持ち良いんでしょう?」
彼の言う通りに、センターシームが弾かれて当たる柔らかい感触は、私の割れ目に何度も食い込み微かにクリトリスを刺激していた。
私は拒む事によって、彼の好むサディズムの世界を演じていたに過ぎなかった。
私の思惑通りに、彼のサディスティックに火を付けた。
パシッ!・・・パシッ!・・・パシッ!・・・・・・
彼は、今まで以上にセンターシームを力強く引き、弾く度に室内を軽快な音で響かせていた。
その力の度合いは、引く度に私のお尻の谷間にセンターシームが食い込み、アナルも刺激するほどだった。
引けば後ろのアナルに食い込み、離せば前のクリトリスに当たるその刺激に、まるで複数プレイを思い起こさせた。
もちろん経験した事は無かったが、密かに願望はあった。
前から後ろから攻め立てられる様は、私の好むマゾヒズムにも似ていた。
私は彼に攻め立てられながらも、静かに目を瞑りマゾヒズムの世界に浸った。
その行為に密かな快楽を覚える中で、私はパンティーストッキングを履かされてる事に改めて気付いた。
それは、下半身を覆う微かなナイロン繊維の感触だが、心地良い違和感だった。
私はマゾヒズムを想い描いてるあまりに、細いナイロン繊維に縛られるような感覚になっていた。
パンティーストッキングを履くのではなく、計り知れないほどの数のナイロン繊維の紐で、私の下半身が縛られると言えば分かりやすい。
大袈裟な話だが、今まで自然にフィットしていたのが、縛られる感覚に変わるのだ。
私の想い描いてたマゾヒズムに、彼と同じフェチズムが加わった瞬間でもあった。
私は徐々にと、パンストプレイの虜になっていた。
―つづくー