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二兎追う方法、教えます
【学園物 官能小説】

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誘う兎-5

「そ、それを俺に聞かれても、答えようがありませんよ」
「まぁ、そうなんだけどさァ。ツキコちゃんに聞いても、何も言わないと思うし」

 という事は、ヨウコはツキコに直接聞いた訳ではないのか。
 彼女の推測は当たっているのだが、今のところ、彼女の中ではそれは推測に過ぎないのだ。
 
「何でそんな事、俺に聞くんですか?」
「フフ、ツキコちゃんに好かれていることを知った上で、あたしとあんな事してるのかなって考えたら、コーフンするじゃない?」
「こ、興奮?」
「悪い男と、エッチな事してるなぁってさ」

 ヨウコが椅子の後ろから、前に回りこんで、俺の顔を見下ろしている。
 俺をじーっと見つめながら、唇をペロリと舐めた。

「でも、もしあたしの言うとおりだとしても、リクオ君は、気に病む必要はないわよ」
「一応聞きますが、何故ですか?」
「だって、リクオ君とあたしは、付き合っているわけではないしねェ」
「それは、会長が答えをくれないからで」
「そう、保留。その方が、面白そうじゃない?」
「俺には、わかりません」
「リクオ君は、ツキコちゃんとエッチな事しても、あたしは構わないってこと。フフ、面白そうでしょう?」
「そんな事……有り得ませんよ」
「フフ、仮にって話。あ、ほら、こんな話してたら、時間経っちゃうわ」

 ヨウコは、おもむろに椅子に座る俺の股間の辺りを弄りだした。

「あ、ちょっと……急に、何をするんですか!?」
「あたし、もうさっきからずっと、我慢出来なかったんだから」

 俺の制服のファスナーを下げて、ヨウコはモゾモゾと俺のものを取り出そうとする。
 抵抗しようとしたが、彼女の指に触れられる快感にゾクリと体が反応し、俺はされるがままの状態になってしまった。
 ヨウコの指がトランクスに突っ込まれて、俺のものはやわやわと揉まれ扱かれ、徐々に大きく固くなった。


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