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Twin's Story 「Chocolate Time」
【兄妹相姦 官能小説】

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双子の兄妹-5

1-2 兄妹

 すずかけ高校の室内プールは、校地の北の端に位置していた。その建物は二階建てで、一階にある水泳部の部室の横にロッカールーム。その奥に会議室と食堂。二階に25m6コースのプールがあり、奥には事務所と教官室、反対側にミーティングスペースを兼ね備えた、トレーニングマシーンが並べられた広いジムがあった。

 クールダウンのために軽く500mを泳いだケンジは、プールから上がるなり、二人の友人に声を掛けられた。
「なんでこの学校に一緒に入学しなかったんだ? ケンジ」色白で痩せた拓志がいきなり言った。
「誰と?」ケンジがキャップを脱ぎながら言った。
「妹のマユミちゃんだよ」
 もう一人の小太りの康男がにやにやしながら言った。「マユミちゃん、かわいいよな」
「ふんわりしてそうで、抱き心地いいだろうな」
「いやらしい目で妹を見るな」
「なんだよ、おまえシスコンか?」
「そんなんじゃない」
「俺たちの誰かがマユミちゃんに告白したら、おまえどうする?」
「どうする、って……」

 ケンジは思いっきり困った顔をした。

「やっぱ反対するのか? 兄として」
「っつーか、こいつとマユミちゃん双子だろ?」康男がケンジの肩を人差し指で小突いた。「そんなの『兄』って言うのか?」
「どうなんだ? ケンジ」
「ど、どうって?」
「どんな目で見てるんだ? おまえ、マユミちゃんを」
「ふ、双子でも妹だ。それ以上でも以下でもない」
「ふうん」拓志があまり納得していない様子で言った。「そんなもんなんだな」
「でもよ、」康男がにやにやしながら言った。「マユミちゃんと一緒に暮らしてっと、妙な気にならねえか? ケンジ」
「なんだよ、妙な気、って」
「あの巨乳、おまえいつも見てるんだろ? 風呂上がりとか」
「そそられるよな、確かに」拓志もにやにやしながら言った。
「み、見ないよ」ケンジは赤くなって二人から目をそらした。
「思わず触りたくなるよな」
「触っちまったら、絶対そのまま押し倒してやっちまいそうだな」
「マユミちゃんとヤれたら気持ちいいだろうなー」

「いいかげんにしろ!」
 ケンジは鋭く二人を睨み付けて恫喝した。

 拓志も康男もびっくりして黙り込んだ。

「じょ……冗談だって。ケンジ、本気にするなよ」
「そ、そうだ。単なる妄想だ。気にすんな。ケンジ」


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