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Twin's Story 10 "Cherry Chocolate Time"
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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浄化-2

 真雪の部屋のベッドに、龍は腰掛けていた。いつもシャワーの後は下着一枚の姿だったが、今は上下スウェットを着ている。
 真雪がドアを開けて入ってきた。龍はちらりと彼女の顔を見たきり、手を後ろについて天井を見上げた。真雪はドアを閉めて、そこに立ちすくんだ。
 「おいで、真雪。」龍が小さく言った。
 「う、うん。」
 龍は真雪をベッドに横たえた。そしてそっと髪を撫でた。彼は無言で唇を彼女のそれに重ねた。一瞬固く結んだ真雪の唇は異様に乾いていて、龍は思わず舌で舐めた。そして彼女の口の中に舌を差し込んだ。真雪の唇は怯えたように細かく震えていた。龍はキスをやめると、真雪の服を少しためらいながら脱がせた。そしてブラも取り去りショーツ一枚にすると、自分もスウェットを脱ぎ、下着だけの姿になった。
 ベッド脇に立ち、龍はその白い真雪の身体を見下ろした。真雪は目と口を固く閉じ、彼から顔を背けていた。
 龍は小さくため息をついて、再び静かにベッドに腰掛けた。「今夜はやめとこうか、真雪。」
 「いやっ!」突然真雪が叫んだ。そして背中を向けていた龍に背後から抱きついた。「抱いて!龍、あたしを抱いて!今すぐ!お願い!」
 龍は顔を後ろに向けて言った。「真雪・・・」
 「今抱いてくれないと、あたし、永遠に元に戻れない!お願い、あたしを抱いて、浄化して!」
 「浄化?!」その一言で、龍は真雪の身に起こった何かを感じ始めた。
 「いったい、何があったんだ?真雪・・・・。」
 「抱いて!あたしを抱いて!龍!」真雪は答えなかった。ただ龍の名を叫び続けた。「龍、お願い、龍、龍!あたしを一人にしないで!」
 龍はもう一度真雪を横たえた。「君を一人になんか、しないよ。」そして両頬を手で包み込むとそっと唇を重ねた。真雪の息はすでに荒かった。キスで塞いだ龍の口の中に、真雪の熱い息が吹き込まれた。それは大きなため息のようだった。龍は口を開き、その吐息を吸い込みながら彼女の上唇を舐め、舌を絡ませた。「ああ・・うううう・・・・」真雪が今までに発したことのない呻き声を上げた。そしてがたがたと震え始めた。龍は思わず真雪の身体を強く抱きしめた。「安心するんだ、真雪。大丈夫。大丈夫だから・・・。俺、ここにいるよ。」真雪はとっさに龍にしがみつき、さらに大きく肩で息をした。「りゅ・・龍・・・・。」真雪は苦しそうに喉から絞り出すような声で言った。
 龍の口が乳首を捉えた。真雪は仰け反った。龍は念入りに両方の乳首を咥え、舐め、味わった。「ああ・・・。」その度に真雪は熱い吐息を吐いた。その声はいつもの真雪の声だった。
 龍は彼女のショーツに手を掛けた。真雪の身体がビクン、と跳ねた。そしてもう一度、ビクビクッ!真雪の身体が大きく反応した。それも今までに龍が真雪との時間に経験したことのない現象だった。
 「真雪、大丈夫?」
 「りゅ、龍、早く、早くあたしの中にきて、早くしないと、あたし、あたしっ!龍、龍、早く!」
 焦ったように龍は自分の下着を脱ぎ去った。「真雪、入っていいの?」
 「来て、早く、龍、お願い、早く!」真雪は異常に興奮して叫んだ。
 龍はサイドテーブルの引き出しから小さなプラスチックの包みを取り出した。すると、真雪が大声で叫んだ。「そんなものいらない!いらないの。あたしの中に、あなたのを出して!お願い、龍!」
 「ま、真雪、い、いいの?中に・・・。」
 「ゴムなんか着けないで!早く中に!」
 龍はその大きくなったペニスを、少しためらいながら真雪の谷間に宛がった。すでにそこは豊かに潤い、さらに雫が外へ流れ出すほどになっていた。「ぐっ!」龍は思い切って真雪を貫いた。真雪の身体ががくがくと痙攣し始めた。
 「イかせて!龍!あたしをいっしょに連れて行って!あなたの身体でイかせてっ!」
 龍は激しく腰を動かし始めた。「んっ、んっ、んっ!」
 はあはあはあはあ!真雪はまるで過呼吸の症状のように速く激しい息をし始めた。
 「ま、真雪っ!」
 「イって!、あたしもイく。あなたと一緒にすぐにイけるから!」
 真雪の身体が細かく震え始めた。
 「真雪っ!」龍が真雪の身体に覆い被さり、二つの乳房に顔を埋めて、背中を強く抱きしめた。「出るっ!出、出る、出るっ!」
 龍の真雪への想いの全てが、彼の身体の奥深くから真雪の中にほとばしり始めた。
 「ああああーっ!龍!龍っ!」今までに何度も聞いた真雪の叫び声だった。そして真雪も龍の背中に腕を回し、きつく、きつく抱きしめた。
 「んっ!んんっ!真雪、真雪っ!」龍も腕に力を込めて叫び続ける。

 絶頂の息が収まるのを待たずに、真雪はまた龍の背中に回した手に力を込め、激しく叫んだ。「龍!龍!龍龍龍龍龍っ!龍龍龍!」
 「真雪?」
 真雪の目から涙がどんどん溢れていた。ベッドのシーツがびしょびしょになるぐらいに。それでも、彼女の目からはとめどなく涙が溢れ、とどまることを知らなかった。「龍、龍龍龍龍!龍、龍龍龍っ!」


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