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Twin's Story 10 "Cherry Chocolate Time"
【寝とり/寝取られ 官能小説】

Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10 Twin's Story 10

浄化-1

 『Simpson's Chocolate House』の駐車場で龍は真雪の帰りを待っていた。
 「お帰り、真雪。」
 「龍。」真雪は笑顔を作って龍に駆け寄った。龍は真雪の手を取った。「会いたかったよ。」
 真雪の胸の奥に、針で刺されたような鋭い痛みが走った。

 龍はシンプソン家の夕餉に混じっていた。
 「龍、きっと溜まってるぞ、マユ。」健太郎が言った。「今夜は眠らせてもらえないかもな。わっはっは。」
 「もう、ケン兄ったら。」
 「どうやった?真雪、実習は。」
 「う、うん。とても役に立つ実習ばっかりだった。いっぱい勉強になったよ。勉強に・・・・。」
 「そうか。」ケネスはテーブルのワイングラスを手に取った。真雪はそんな父親の仕草をちらりと見て、すぐに目を伏せた。母親のマユミがそれに気づいたが、特に何も言わなかった。
 「龍、高校は楽しそうだな。」健太郎が今度は龍に向かって言った。
 「う、うん。」
 「写真部なんだろ?どんなもの撮ってんだ?」
 「風景とか、いろいろだよ。」
 「日曜日に白鳥を撮りに行ったって言ってたじゃん、龍。」真雪が言った。しかし龍と目を合わせなかった。
 「え?ああ、そうだったね。」龍は言葉少なにそう言った後、箸を置いた。「ごちそうさま。美味しかったです、マユミおばさん。」
 「そう。良かった。先にお風呂いいわよ。」
 「うん。じゃあ、先に。」

 台所に立って、二人で食器を片付けながらマユミは真雪に向かって言った。
 「何かあったのね。」
 「え?」
 「雰囲気が変。」
 「そ、そんなこと・・・・。」
 「あなた食事の時、一度も龍くんと目を合わせなかったじゃない。」
 「そ、そうだったっけ?」
 「それに龍もな。」二人の背後から声がした。残った食器を運んできた健太郎だった。「お前たち、離れている間に、何かあったんだろ?」
 真雪は黙っていた。
 「そのままにしといちゃいけない気がするな。」健太郎が言った。
 真雪は一つため息をついた後、小さく言った。「あ、あたし・・・、実は、」「ちょっと待った!」健太郎が制止した。
 「まずは龍と直接話せ。」
 「ケン兄・・・・。」
 「俺たちが話を聞くのは、その後。」
 「いってらっしゃい、龍くんのところに。」マユミが優しく真雪の肩に手を置いた。
 「う、うん。」


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