卒業-11
「ねぇ、タケシ君。昨日の続き、しようか?」
「えっ……!? だって、僕の攻撃はショウコさんに当たってませんし」
「したくないの?」
「そんな、ショウコさんと、したくない男なんて、いませんよ」
「じゃあ、あたしにどうして欲しい?」
「え、えっと……それは、どうしよう……かな」
「3……2……1……」
「あっ、あのっ! じゃあ、裸を……! ショウコさんの裸が、見たいです」
「裸かぁ……胸は、昨日少し見たもんね。どこが見たいの?」
「それは……その、下の方、かな」
「下? 足とか? タケシ君は、足フェチなの?」
「ち、違います! いや、足も好きですけど……その、アソコが……」
「アソコねぇ……おへそとか? その位なら、お安いご用だけど」
「あの…………お、おま、んこが、見たいです」
「エロい子ねぇ。タケシ君たら、やらしーんだぁ?」
「す、すいません」
「フフ、じゃあ、ちょっとあっちに行きましょう?」
あたしはおどおどするタケシの手をとって、公園の脇に生えた大きな木の影まで場所を移した。
周りはまだ薄暗くて、人の気配は無いようだ。
暗い木陰で、あたしとタケシが少し距離をとって、向き合っている。
あたしは、大きな木に体を隠すように、背中を少しもたれている。
タケシの目線から彼の緊張と興奮があたしにも伝わってきて、それが何か心地よかった。
「タケシ君、あたし、背中にひどい傷があって、丸裸にはなれないわ。それでも、いい?」
「え、あ……それは、もう」
「そうよね、タケシ君は、あたしの、お・ま・ん・こ・が、見たいんだものね」
あたしが痴語を言い放つと、タケシは体をびくりと震わせて、顔を真っ赤にした。
息をハァハァと荒くして、あたしの一挙手一投足を見つめている。
手を臍の下にあるショートパンツのホックにかけて、外した。
タケシの顔を見た。あたしの股間に釘付けだ。その視線だけで、濡れてしまいそうになる。
手を腰のサイドに回して、親指をショーツに引っ掛け、それごとショートパンツを少しづつ、勿体ぶるように下ろしていく。
タケシの荒い息遣いが聞こえてきた。
ショーツとショートパンツを足首まで下ろして、片足だけ外した。
あたしの股間が、外の空気に触れている。タケシが、目を皿のようにしてそこを見つめている。