投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

秘密の青い鳥
【その他 官能小説】

秘密の青い鳥の最初へ 秘密の青い鳥 2 秘密の青い鳥 4 秘密の青い鳥の最後へ

秘密の青い鳥-3

「ぅあぁっ!だっ……めぇっ!」

 一際大きく喘いだ彼女は何の前触れも無くいきなり絶頂に昇った。

「はっ?!ぅっ!」

 不意打ちを食らった僕は2度目の精液を吹き上げる。

(く…そぅ)

 思い通りにならない……もっと彼女を狂わせたいのに、こっちが狂ってしまってる。

「んぁっ……あ……あぁ」

 ぐてんと弛緩した彼女の中で2度目の復活を始める僕の肉棒……それからは無茶苦茶になるまでお互いを貪りつくした。

 果てても果てても治まらない欲望、何度でも勃ちあがる僕と受け入れる彼女。

 気がつくと外はすっかり暗くなっていた。
 ホテルに着いたのは確か昼前だったはずだが……。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 ベットの上で2人共ぐったりして荒い呼吸を繰り返す。
 全身汗だく、窓も熱気で曇っている。

「はぁ……絶倫か?」

 彼女は長い髪を掻きあげ、うつ伏せの姿勢で聞いてきた。
 僕は仰向けのままで顔だけを彼女に向ける。

「いえ……こんなのは……初めてです……相性が良いんですかね?」

「ああ、そうだな」

 彼女はとろんとした表情で自分の秘部に手をやり、溢れ出ている液体を掬った。
 それをうっとりと見つめた後、ぱくりと口に含んで笑う仕草に、僕の肉棒は何度目か分からない復活を遂げる。

「……やめて下さいよ……どんだけ煽るんですか?」

 僕は彼女に覆い被さって剥き出しの肩に唇を落とした。

「ふふふ……そうだ、名前を聞いてなかったな」

 そういえばそうだ。

「△△大学の助教授、山本 晴樹(ヤマモト ハルキ)です」

 肩をぺろんと舐めながら答えると、彼女はガバッと勢い良く振り向いた。

「晴樹?!」

 振り向いた彼女の顔は驚愕と歓喜が混じった複雑な表情。

「うわ?!」

 ぐりんとひっくり返された僕に股がった彼女は、両手で僕の頬を挟んでまじまじと穴が空く程見つめる。

「はあ……晴樹です」

「山本……山本医院の?!」

「良くご存知で……父と知り合いですか?」

 僕の父親は病院の院長……何かの拍子に会う事もあるだろう。

「ふふ……あはははっ!大きくなったな、晴樹」

 おや?子供の時に会った事があったのか?
 ん?待てよ?正木塔子?……塔子……。

「うわあぁっ?!」

 頭の中で全てのピースがカチリとはまった瞬間、僕は驚愕のあまり跳ね起きた。


秘密の青い鳥の最初へ 秘密の青い鳥 2 秘密の青い鳥 4 秘密の青い鳥の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前