第十八章 堕ちる-1
舞を送り出しても、睦子は気分が悪いと寝室に篭っていた。
「睦子、入るぞ。」
返答はない。ドアを押し開くと、睦子がベッドの上ですすり泣いていた。
「舞は出かけたぞ。」
「ごめんなさい、私が悪いのよ・・・」
「睦子が悪ければ、どうするんだ?」
「・・・・・」
「睦子がいなくても、舞に経験を積ませることに変わりはない。舞を悪いようにはしない。」
「子供を生ませることも?」
「そうだ。」
「そんな!」
「まもなく、舞の映像が送られてくる。それを見れば分かるはずだ。舞は喜んでそれを受け入れる。」
「どうして、そんな事が分かるの?」
「簡単な事だ・・・舞には・・・睦子と同じ血が流れている。」
「ああああ。」
「全てがこの大型テレビに映し出される。睦子の目でそれを確かめればいい。」
おやじ殿の部屋には、舞との行為を撮影するため5台ものカメラが仕込まれている。舞が部屋に入るとスイッチが入り、その映像がパソコンへ送られ、この部屋の大型テレビに映し出されるようにしていた。
「舞が最後まで心の貞操を守り、苦痛の中で子種を受けるなら悪いのは俺だ。舞を淫乱だと誤解して地獄へ落としたのであれば、その罪は重い。しかし、舞に淫乱の血が流れ、俺を裏切り喜んで子種を受け入れるなら、悪いのは誰だ? まもなくショーが始まる。試してみようじゃないか。」
映像が映し出される。舞の怯えた表情が痛々しい。
おやじ殿の貪欲な要求に、舞が濃厚なキスで応える。おやじ殿の巨根が舞のあまりにも細い体に圧入される。舞の苦痛の表情が快感に変わっていく。卑猥な音が部屋中に響き、いやらしい言葉が重ねられていく。凄まじい腰使いで男女が快楽を求め合う。それは、あまりにもいやらしく、見ているだけで射精しそうな光景だった。
映像の中で、舞が股間に巨根を咥え込み激しく腰を使う。巨根が出入りする度に、舞の入口から卑猥な音が漏れ、白濁した愛液が飛び散った。睦子がその姿を見詰めている。睦子を後ろから抱き締める。睦子は、興奮を抑えきれず体を小刻みに振るわせ続けていた。
「睦子。確かめさせてもらうぞ!」
睦子の股間に腕を差し込み。クロッチの間から膣へと一気に指を差し込んだ。
ずちゅう!
卑猥な音が鳴り響く。
「舞より濡らしている。好きでもない男に抱かれ子種を注ぎ込まれる娘を見て興奮するのか?」
「ごめんなさい。分かってしまったの・・・舞には私と同じ血が流れてる。舞は受け入れるわ・・・」
「舞は俺を裏切るのか?誰のせいだ?」
「ごめんなさい。私が悪いの・・・」
「舞を汚したのは誰だ?」
「ああああ、私よ。全て私のせいよ!」
映像の中で、舞が絶叫する。
『お父さま。好き! んああああ、とろける、とろける・・・・・』
「あああ、舞、ごめんなさい!」
舞の声に反応し、睦子が悲鳴を上げる。睦子を地獄に落とす時がきた。
「睦子。お前の罪は、あまりにも重い。」
「ああああ、私が悪いのよ。どうすればいいの!」
「睦子は、純粋な舞の体に淫乱の血を流し込み、凌辱したんだ。そして、俺に舞を愛することを強要しておきながら、舞に俺を裏切らせ、俺から奪った。それを、どう償うつもりだ?」
「あああ、あなた!許してもらえるなら。どんなことでもします。だから、お願い。償いをさせて!」
「償い?簡単な罰を受けるだけで、償えるとでも思っているのか?」
「覚悟しています。本当にどんな仕打ちでも受け入れます。だから、お願い!」
「分かった。それほどまでに言うなら、睦子に相応しい罰を与えよう。
今日から睦子は奴隷として俺に服従し、俺の与える罰を一生を掛けて受け止めろ。そうすれば、俺は心の安住を取り戻し、舞を愛し続けることができる。それが、唯一の贖罪の方法だ。」
「ああ・・・舞を愛し続けてくれるのね・・・あなたに一生服従します・・・どんな酷い仕打ちでも受け入れます。」