コンビニの遊び方-1
「ふ・・・ん・・・」
うたた寝をしていた美菜子は目を覚まして、自分が秘裂をまさぐりながら眠っていたことにくすっと笑った。
時計を見ると、もうすぐお昼。美菜子はブラを付け、近くのコンビニに出掛けた。
「いらっしゃいませー」
コンビニは昼ご飯を求める客でごった返していた。もう少し、あと10分早く来るべきだったかも知れない。弁当のコーナーに出来た人だかりの中に、注目すべき人物を見つけて美菜子は弁当コーナーに向かった。
「あ、ごめんなさい・・・」
高校生くらいの男の子が弁当を掴んで人だかりから抜け出る時、美菜子にぶつかる。
「ん、いえ・・・」
男の子は、返事をした美菜子を一瞬注視してからそそくさとレジの列に加わる。男の子がぶつかったのは美菜子の乳房だった。
(あのくらいの歳なら仕方ないかな)
そう思いながら美菜子は弁当に近付くが、別に弁当が欲しいわけではない。見覚えのあるような無いような背中。数人の土建作業員はほとんど同じように見える。
(違うのかしら・・・)
いつもの人ではないらしく、美菜子はふっと視線を泳がせた。
(あ・・・)
奥から悠々と歩いてくる男とパチンッと目が会う。男の方は少し前からを美菜子を見ていたらしく、ふっと唇の端を歪める。美菜子は慌てて前を向き、購入予定には無い弁当を見たが、男も人だかりに加わる。
(・・・そんなにくっつかなくても)
男の腹部が左肘に当たって美菜子は腕組をするが、下腹部は尻に密着している。前の人が弁当選びに手間取っているせいで動けない。オフタートルに潜む膨らみに熱い視線を感じて振り返ろうしたが、屈んでいた先客が急に立ち上がって美菜子はよろけた。
「あ・・・」
「すいません」
先客は美菜子の方を見ることもなく、レジに向かったが、美菜子のウエストを左側の男の腕が回っている。
(ん・・・)
偶然なのか、わざとなのか分からなかったが、手のひらはセーターの下に潜り込み、素肌に触れていた。美奈子がよろけて出来た空間に別の客が割り込み、立ち位置に変化がないせいで男との密着度が上がっている。美菜子の小さな喘ぎを聞き漏らさなかった男が耳許で、ふっと笑った。