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中は、温かいのよ〜美菜子の場合
【熟女/人妻 官能小説】

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記憶と妄想-6

「夢・・・?」

 美菜子は自分の身体を抱き締めて、富田の感触を思い出そうとする。分厚く硬い胸に押し潰れる乳房、尻肉に食い込む指、ズボンの中で勃起したぺニス、口内を這い回る舌、肌を撫でる熱い吐息・・・。どれも朧気で、暗闇に溶けてしまいそうな記憶。

「あぁ・・・富田さん・・・」

 美菜子は着ているものを脱ぎ、窓ガラスに映る裸体を眺める。大きすぎる乳房、対照的に薄い尻肉、ウエストはくびれているが、バランスの悪いライン。見ていられなくなって、下着を納めている棚に駆け寄る。引き出しを開けて中を探るが、セクシーな下着など・・・。

「あ・・・」

 美菜子は引き出しの一番奥に手を突っ込み、指先がプラスチックの箱に触れてほっとする。透明な箱にはきれいに仕舞われたパンティがちょこんと入っていた。広げて見て美菜子は“ふぅ”と溜め息を吐く。結婚する時に買ったものだ。黒い紐のような本体に、前のほんの一部に濃淡の煌めくレースが施されている。大事な場所は紐だけ。ふんわりと盛り上がるレースが、紫色の陰毛を思わせる。一度も身に付けたことのないパンティに脚を通して美菜子はまた窓の前に立った。

「すごい・・・」

 股間に一匹の蝶が佇んでいるような装飾。腰をなぞる黒い紐を辿って尻を窓に向ける。

「あ・・・」

 紐は白い肉の丘を越え、深い割れ目を進んで肉ビラの間に沈もうとしていた。尻穴の皺も、深い闇を湛える膣穴も隠しきれず露わになっている。美菜子は尻を突き出してガラスに魅入っていたが、その時目に飛び込んできたのはブラブラと重たげに揺れる乳房だった。

「何か、着なきゃ・・・」

 引き出しの前に戻った美菜子だったが、適当なものが見つからない。散々悩んで、一枚のキャミソールを選んだ。

「これしか・・・」

 ロング丈の裾が太腿の上まで覆う。つるんとしたタフタで出来た、ピンクベージュのシンプルなもの。肌触りがよくて買ったが、胸の下のギャザーのせいで乳房を覆い切れず、豊かな膨らみがこぼれ出そうになる。数回は着たが、あまり日の目を見ることはない。

「う〜ん」

 他は機能重視のコットン製でババくさい飾りが付いていたりして、今夜に相応しくない。

(来ないかもしれないのに・・・)

 ソファに横になった美菜子は、富田が現れなかった時のことを考え始めていた。


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