記憶と妄想-15
静かな抽送から富田が蜜沼にずぶぶっと沈む。
「はぁぁんっ」
美菜子がベッドシーツを掴んで背中を弓なりに反らせると同時に、富田は腰を引く。
「うふぅん・・・」
美菜子の寂しげな声がして富田か突き出された尻を撫でハァハァと熱い息を背中に吐き掛ける。
「美菜子ぉ・・・」
「あ・・・あぁ・・・」
両手首を掴まれた美菜子の上体がシーツから剥がされ、腕を後ろに引かれるにつれて怒張が美菜子を貫いていく。
「あぁぁ・・・」
子宮口を突き上げる亀頭部を支点に美菜子は身体を起こされ、突き出された乳房がぶるぶる震える。手首がぎゅっと握られたかと思うと、富田は腰を引き、思いっきり股間を打ちつけ始めた。
―ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ!ずんっ!
「やぁあぁぁぁ・・・」
富田が美菜子を突き上げる。豊かな乳房は上下左右にぶるんぶるん振り回され、尻と股間のぶつかる肉音がパンッパンッと軽快に響く。ベッド脇の姿見に、喘ぐ美菜子の肢体を見た富田は身体の位置をずらした。
「美菜子の、いやらしい姿だよ」
そう呟くと再び美菜子を突き上げる。
「あぁっ、いやぁぁ・・・」
コンプレックスの塊のような乳房が鏡の中でぶるんぶるん揺れている。富田の愛撫で、膨らみは痣とキスマークで紅く染まり、乳輪と乳首は腫れたように突き出していた。
「美菜子、あぁ・・・そんなに絞めつけたら・・・チンポが、千切れそうだ・・・」
富田は嬉しそうに、でも苦しそうに呟く。
―ヌブッ、ヌブッ、ヌブッ、ヌブッ、ヌブッ・・・
子宮を突き上げられ、わざとなのか、美菜子の乳房は上下に激しく揺さぶられる。
「あぁ、とみたさぁん・・・みなこ・・・あんっ、あんっ、あんっ、あぁぁ・・・」
鏡の中の女が自分自身なのだと、ようやく理解し始めた美菜子は不安よりも、子宮が疼いているのを感じていた。冷えきった身体を情熱が満ちていく。
「あぁっ、美菜子ぉ・・・」
富田が美菜子の背中に伏せ、シーツに美菜子の両手を戻してからハァハァと熱い息で肌を撫でる。
「最高・・・最高だよ・・・」
「はぁん・・・とみたさぁん、もっとぉ・・・もっと、みなこを愛してぇ・・・」