記憶と妄想-12
「うぅん・・・」
荒れ狂ったような富田の、乳房への愛撫は徐々に落ち着きを見せてはいたが、乳首から唇が離れることはなく、その舌は常に蠢いて美奈子を蹂躙し続ける。
「はぁん・・・」
乳房に置かれていた手のひらが下腹部を撫で、腰の辺りを覆っていたキャミソールを富田がするすると降ろしていく。
「んっ・・・」
捲れたキャミソールが太腿まで下りて、美奈子が身体を強張らせる。
「大丈夫・・・」
ようやく乳首から離れた富田が、美奈子の唇を塞ぎ、キャミソールを膝まで降ろした。
「んっ、ふぅ・・・あ、んふぅ・・・ん・・・」
美奈子の舌が、富田の舌に絡む。富田はその舌を吸い、再び乳房を撫でながら、美奈子の下半身へと身体をずらした。
「んっ・・・」
富田が紫色の蝶にキスをして、脚からキャミソールを抜き取る。人形のように手足を投げ出している美奈子を見下ろした富田は、美奈子の太腿を撫で、自然に開いていく両脚の間に顔を近付けた。
「美奈子・・・」
ふいに、ベッドから富田の温もりが消え、不安を覚えて美奈子が目を開ける。
「いいんだよね?」
ベッドの脇に佇む富田はトランクスを脱ぎ捨て、屹立して股間に揺らめくモノを美奈子の鼻先にかざす。
「ごめんなさい・・・濡れてなかったら・・・」
美奈子は恥ずかしさよりも込み上げてくる悔しさに、枕に顔を押し付けたが、富田はフッと笑ってベッドに戻った。
「濡れてたらいい?」
「はい・・・お願いします・・・」
枕に消えてく、くぐもった返事を聞いて、富田が美奈子の腰を反転させる。
「え・・・?」
うつ伏せにされるのかと思ったら、富田の身体の上で尻を持ち上げられる。
「やぁぁん・・・」
太腿の奥を押し開かれ、灯りに晒されたその場所に富田は顔を近付ける。
「あぁ・・・」
秘裂に富田の鼻息が掛かり、美菜子が身を捩る。乳房が富田の腹に押し潰れ、美奈子の顔の横で富田のモノがビクビクと揺れる。
「おっ、おぅ・・・息、当たって・・・行きそう・・・」
まるでキノコのように傘を開いた亀頭部。生々しいエラ筋の下に血脈の浮き出した竿。鈴口を割って、透明な汁がブピュプピュと噴き出している。
「あ、はぁ・・・んっ・・・富山さんの、息が・・・アソコに当たって・・・あぁ・・・」