第十七章 性豪-3
隆造がガウンを脱ぎ捨てる。広い肩幅に厚い胸板、そして、鎧のような筋肉に包まれた隆造の体の中心には巨大ないちもつがぶら下がっていた。
隆造がベッドの上で逞しい腕を広げ大の字になる。舞が慌てるようにしてベッドに上がった。
「接吻。」
「はい。」
舞が隆造に覆いかぶさるようにして唇を寄せる。隆造が大きく口を開く。舞は、慌てて隆造に合わせて口を開くと唇を合わせていった。
「違う。私の舌を吸え。引き抜くほどに強く吸出し、その美しい唇で私の舌をひたすらにしゃぶれ。」
「はい。」
突き出された隆造の舌が舞の唇に吸い込まれる。舞が顔を更に押し付けるようにして隆造の舌を吸い込んでいく。隆造が舞いの肩をがっちりと掴んで引き離す。隆造のらんらんと輝く瞳で見詰められると、舞は怖くて震え上がりそうだった。
「もっとだ。私の舌を引き抜くつもりで吸い出し、貪欲にしゃぶりあげろ」
「は、はい。」
隆造の顔が歪むほどに舞が顔を強く押し付ける。それでも隆造の舌の半分ほどしか口に含むことはできなかった。舞は思い切って隆造の舌を吸い込んだ。
「んぐううう!」
隆造が苦しそうに呻く、しかし、先ほどのように体を引き離されない。隆造の舌が抜け落ちたのかと思うほど、舞の口の中が隆造の舌でいっぱいになっていた。その舌に自分の舌をネットリと絡みつかせる。そして、唇をすぼめると、ねっとりと隆造の舌をしゃぶり上げた。
「んっぐう、ぐううう・・・まだだ。舞、その美しい唇は見せ掛けか? その唇が歪むほど、私の舌をキリキリと締め付けてしゃぶりあげろ。」
「はあ、はあ・・・はい。」
隆造の要求はあまりに激しかった。舞は、それだけで激しい興奮に包まれ激しく喘いだ。再び、隆造の舌を強く吸い込む。そして、ありったけの力で唇をキリキリと締め付け、隆造の舌をずるずるとしゃぶり上げた。
じゅ、じゅるる。じゅるるるる。
驚くほどに、大きく卑猥な水音が部屋に響き渡る。その時だった。下腹部で何かが激しく突き上げた。それは、巨大な隆造のいちもつだった。
「できるじゃないか。もう一度。私が良いと言うまで、何度もしゃぶりあげろ!」
「はい。お父さま。」
舞が隆造の舌をしゃぶり上げる度に、隆造の呻き声と卑猥な水音が部屋に響き渡る。これがキスなの?
体が壊れそうなほどに、こんなに激しいキスを、何度も、何度も・・・
賢治、ごめんね・・・ 舞は何も知らなかった・・・ 舞は、お父さまの色に染まって変わるよ・・・
隆造の勃起がビクビクと震え出すのが分かる。そして、舞の下腹部との間に男の興奮を示す液体が流れ出し、にちゃにちゃと音を立て始めた。
「舞。次は私の口の中に舌を差し入れろ。そして、できるだけ早く舌を振るわせるようにして、私の舌を舐めるんだ。できるな。」
「はい。お父さま。あの・・・」
「何だ?」
「あの、お腹に硬いものが・・・」
「気にするな。キスに集中しろ。」
「はい・・・・続けます。」
「そうだ。言われた通り励め。」
舞は遠慮なく、隆造の口の中へ舌を押し込んでいった。隆造が、激しいキスを欲していることは明らかだった。隆造の舌に絡めるようにして、舌を激しく跳ね上げ振るわせる。これは思ったより上手くできた。
「舞。いいぞ。キスを続けながら前戯も終らせろ。」
「あの、お父さま教えて下さい。」
「何も知らないんだな。まあいい。キスを続けながら、自分の体を私の体に擦りつけるんだ。胸を私の胸に、恥骨を私の下腹部に擦りつければいい。自分で気持ちを高めてみろ。」
「はい。」
舞が隆造の体を跨ぎ、下腹部を隆造に密着させる。隆造のいちもつの先端が尻の辺りに当たっていた。大きい。見てはいないが、太ももの内側に当たる感覚だけでもその大きさは相当なものだった。舞は、そのいちもつを尻の谷間に挟み込むようにして、ゆっくりと体を揺すりはじめた。
「ん、はあ!」
胸の先端が擦れ、甘い感覚が体を走り抜ける。思わず声を上げると、隆造の亀頭が大きく広がるのが分かった。
「舞、いいぞ。そうやって、喘ぎながら舌を使え。もっと激しく体を揺らし、自分の体を熱くしながらキスを続けるんだ。」
「っく。はい・・・んああ!」
隆造の激しい要求に応えることが賢治の願いだと思うと、隆造と肌を合わせる違和感は薄れていく。違和感が薄れると舞の体は激しい反応を示し始める。舞は快感に飲まれそうになる自分を抑えながら、隆造の舌を吸い続けた。
「んん。お父さま。硬いものが当たります。」
「まだまだ、興奮が足りない。もっとだ。もっと私の舌を吸え。」
「はい。」
こんなにしているのに、まだなの。もっと、もっと激しい世界に舞はこれから巻き込まれるの?自分の体から体液が流れ出し、隆造の体を濡らしているのが分かる。堅持とのキスで、ここまで体が熱くなることはなかった。
隆造の太い腕が舞のウエストに回され、舞の体がグイとばかりに引き付けられる。隆造が腰の角度を変えると隆造のいちもつが舞の尻の谷間に食い込むようだった。
「尻を開け!」
「はい。」
「もっとだ。手を使うな・・・ そうだ。体をくねらせてそうだ。私のものを尻に挟み込め。」
「んんん、こうですか? んああ、お尻の穴に、お尻の穴に刺さりそうです。」
「そうだ。それでいい。そのまま、尻を締め付けて、体を揺すり、前戯を続けろ。」
「ん、はああ、続けます・・・」
舞が体を揺らしながら、隆造の舌を吸い続ける。隆造の分泌物で、舞の尻からにちゃにちゃと卑猥な水音が響き続ける。