第十六章 ロシアンルーレット-1
俺は舞を犯し続けた。睦子の名を纏わせた、舞の膣奥深くに、これまで舞にけして与えなかった俺の精液を何度も何度もたっぷりと注ぎ込んでやる。舞はその度に激しく悲鳴を上げ、頭を振って逃れようとした。やがて舞は体を震わせ号泣しはじめた。俺は舞の縄を解き猿轡を外すと冷たく言い放った。
「睦子と比べれば、舞はだだの子供だ。女としての魅力がない。今の舞は睦子の代用品として、ダッチワイフとして使うしかないな。」
「いやあ!愛してるの!賢治を愛しているのよ!お願い。お願いだから、舞を、舞を愛して!」
「今の舞は痩せぎすで、色気もなければテクニックもない。女の魅せ方も、男の気の引き方さえ分かっていない。ただの子供で男も同然だぞ。」
俺は舞の魅力を否定する言葉を並べ立てた。誰よりも美しい、誰よりも魅力的だと言われ続けた舞には初めての経験だろう。それだけに舞のショックは大きいはずだ。舞の瞳に涙が溢れ、美しい顔が歪む。
「多少容姿が良いばかりに、それに甘えて男を喜ばせようともしない、ただのマグロ女だ。キスでさえ萎える。舌も唇もまったく使おうとしない。オマンコも狭いだけで、締め付けることさえできない。ダッチワイフとして抱かれるのがいやなら仕方ない。舞はお払い箱だ。俺は睦子とやるよ。」
「いやあ!そんなのいやあ!お願い。変わるから、本当にどんなことでもできるようになるから、賢治が好きなの、愛しているのよ!」
「マグロに愛してると言われてもな・・・
そうは言っても、このままマグロを放り出したら次ぎの男にも間違いなく棄てられるよな。紛いなりにも夫婦になった仲だ、最後のチャンスを用意しておいた。これでダメなら後はない。荒療治になるがやれるか?」
「教えて、お願い。賢治に愛されるためならできるよ。どんなことでもできるよ。」
「そうか・・・
それじゃあ早速、明日から始めよう。舞に足りないのは経験だ。その経験を明日から積んでもらう。」
賢治の話は恐るべきものだった。話しが進むうちに舞の顔は青ざめ、恐怖でがたがたと震え出した。
全ては計画通りだった。舞はトップモデルなのだ。ただで経験を積ませる馬鹿はいない。俺はビジネスとして考えていた。
トップモデルと言っても、一晩相手をするだけなら数千万円にしかならない。そこで俺は、舞への種付けとその一部始終の撮影を加えて、一晩3億円の値をつけ3人の男女に販売した。3人との最初の種付けで舞が妊娠すれば9億、妊娠が確認できなければまた翌月に9億。そしてそれは毎月の排卵予定日の前後に舞が妊娠するまで繰り返し続けられる約束だった。1人の女性はIPS細胞で作られた彼女の人口精子を注入することで種付けは行われる。生まれた子供はDNA鑑定を行い父親に親権が与えられる。また、父親は養育費を支払い、子供は舞の手元で育てる約束だった。そしてその3人は、高額の対価を支払えるだけでなく、知る人ぞ知る性豪、レズ、そして変態だった。
「妊娠した子供は引き取って育てる。3人の手ほどきを受け子供を生むことで、舞の体が熟し、魅力的な女になったら改めて俺の子供を仕込んでやる。これは決まったことだ。NOはないぞ。
3人の相手は、お前もよく知っている人間だ。最初の夜は業界のおやじ殿だ。翌日は大女優のK、そして最後はIT社長のWだ。分かっていると思うが失礼があると全てを失うぞ。いいな。」
舞は無表情で呟いた。
「大丈夫。もう賢治の精を受けとったもの・・・とてもお腹が熱いの・・・きっと受精してる・・・そうよ、舞は賢治の子供を生むの・・・」
「計算では明日が排卵日か?俺を含めて誰の精子が舞を射止めるか?ロシアンルーレットだな?」
舞は、裸のまますすり泣いた。俺はすすり泣く舞に激しい興奮を覚え、もう一度後ろから貫いた。
「ああ賢治。ちょうだい。舞の中に、いっぱい、いっぱいちょうだい・・・・」
続く