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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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第2章・心から結ばれた三人の姉弟-1

菜摘と輝の睦み事は続けられた。一応遥香にバレないように、遥香が眠った深夜に行われていた。菜摘も輝も遥香にはバレていないと思っていたが、二階の物音に敏感になっていた遥香には周知の事実だった。その度に遥香はショーツの中に手を忍ばせて自分を慰めていた。
菜摘と輝が関係を持って1ヶ月程経った頃から輝の様子が変わってきた....何か悩み事があるようでふさぎ込む日が多くなった....
「何か悩み事でもあるの?」
7月半ばの日曜日に菜摘が声をかけた。その日遥香はバイトで朝から外出していたので家には菜摘と輝の二人きりであった。
「別に.....」
輝はそう答えただけだった。
「もしも....私との事が負担になっているなら....」
菜摘は自分と禁忌の関係を結んでしまった事を輝が悩んでいるのでは....そう考えたのである....
「そんなんじゃないよ....」そう答えるだけで輝は自室に籠もってしまった....
「輝......」
菜摘にはただ見ている事しか出来なかった....
その日の昼過ぎ、遥香がバイトを終えて自室で音楽を聞きながら夕食を何にしようか考えていた時ドアをノックする音が聞こえた。
「ハル姉....ちょっといい?」
「ナッちゃん?いいわよ!」
菜摘がドアを開けて部屋に入って来た。
「どうしたの?深刻そうな顔をして....とりあえず座って!」
「うん....」
菜摘は遥香の前に座った。「実は....輝の事なんだけど......」
「輝の事?」
「うん....輝....最近元気ないでしょ....」
「そうね....何か悩み事でもあるみたいで....」
「実は....その事なんだけど.....」
「えっ?ナッちゃん心当たりがあるの?」
「うん......」
「本当?」
「うん......あのね........」
「なぁに?」
そこで菜摘は黙ってしまった....
「ナッちゃん?」
少しの沈黙の後
「言い辛いんだけど....」
そこでまた黙り込んでしまった....
「どうしたの?ナッちゃん......」
菜摘は意を決したように
「言い辛いんだけど..輝に抱かれて!」
「えっ!?」
「輝とHしてあげて....一度でいいから....」
「何を言い出すの?ナッちゃん?」
「自分でもわかっている....まともな事言ってないって....でもそれしかないの....」
「...........」
遥香は答える事が出来なかった....輝に抱かれる事....それが嫌なのではなかった....むしろ遥香自身もそれを望んでいる....しかし......
「輝はずっとハル姉の事が好きだったの......姉としてじゃなくて....一人の女性として....」
「どうしてそんな事......」
遥香は戸惑っていた....輝は菜摘の事が....そう思っていたから....
「わかるわ......」
「えっ?」
「私も同じだから....私はずっと輝の事が好きだった....輝の事を愛している......輝の事をずっと見てきた....輝の事だけを....あの人と結婚したのも輝の事を忘れるため......輝は弟だから......そんな私だからわかるの....輝がハル姉を見る目は恋をしている目よ......」
「だからって......」
遥香はあえて常識的なフリをした....
「そうね....だから輝に抱かれてっていうのは話しが飛躍し過ぎだと思うよね....でも....一度でいいの......一度でいいから......後は私がなんとかするから....」
「......考えさせて......」
「そうよね....こんな事簡単に決められないよね....」
菜摘はそう言って部屋を出て行った。菜摘が部屋を出た後、遥香は自己嫌悪におちいった....菜摘と輝の関係を知っていたのに....知らないフリをした....遥香も菜摘と同じ罪を犯しているのに......
「私ってイヤな女ね.....」
遥香は自虐的に呟いた....




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