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隣の青い鳥
【幼馴染 官能小説】

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成り行き-1

 その光景は衝撃的だった。

 薄暗いリビング……響く女の喘ぎ声……汗と混じった精液の匂い……そして……薄型テレビの大画面に映る……アダルト女優。

 仕事で疲れて帰ってきた25歳、OLを待ち受けていたあり得ない光景。

「なぁにやってんのよぉっ!!」

 それを見た私は思わず大声で叫んだ……当たり前だと思う。

「お…おう……詩緒(シオ)姉ちゃん……お帰り……」

 荒い呼吸の合間に返事をした犯人は、隣に住む又従弟、亨(トオル)。
 20歳の大学生で何かの研究をしているらしくて普段は研究室に籠っている為、見た感じムサイ。
 髪はボサボサだし、分厚い眼鏡だし、ダサいし……更に今は下半身丸出し。
 加えて、勃ち上がるイチモツをしこしこと扱いているのだから怒鳴りたくもなる。

「お帰りじゃなーい!!何でリビングで?!の前に何で人ん家で?!」

「ぅ……待って……良い所なんだ……」

「いやあぁっ!!」

「うっ出るっ!!」

ドピュッ ドクドク

 ああ……何て事……私のお気に入りのクッションに、奴の精液がかかってしまったわ……。

「うぅ……はっ……はぁ……ふぅ……」

 亨はビクビクと体を震わせた後、気持ち良さそうなため息をついた。
 私は脱力してその場にへなへなと座り込む。

「改めてお帰り、詩緒姉。さっきの質問なんだけど……」

「……っ……」

「ん?」

「服を着て片付けろ!!馬鹿者ぉ!!」

「はいっ!!」

 私の怒号にびびった亨は慌てて服を身につけ、バタバタと片付けを始めるのであった。


「いかがでしょうか?詩緒様」

 窓を開けて空気の入れ替えをし、掃除機をかけたうえに拭き掃除までして、しっかりアロマを焚いた亨は肩で息をしながら私にお伺いをたてる。

「まあまあね」

 私は腕を組んでリビングを見渡し、うんうんと頷いた。
 それを見た亨は安堵のため息をついてソファーに座る。

「で?何でアンタが家に居るの?」

「何でって……おばさんに聞いてないの?」

「ん?」

 私は腕を組んだまま首を捻ってカレンダーを見た。
 そこには今日から4日間赤いペンで丸印がついている。
 そういえば、亨のおばさん達と旅行に行くから亨の晩御飯を作ってくれと頼まれたような……。


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